行弘賢の敗北から学ぶトーナメントレポート

敗北から学ぶ、行弘賢のグランプリシンガポールレポート

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Dig.cardsをご利用の皆さんこんにちは!Dig.cards所属プロ、行弘賢です!
今回は今まさしく大盛り上がりを見せている、モダンのグランプリであるグランプリシンガポールに参加してきましたので、そのレポートをお送りさせていただきます!

ちなみに先にいっておきますと…今回も惨敗してきましたぁ!

えぇ、もう今シーズンは後プロツアーを残すのみですよ。
プロツアーTOP8に入られなければプロプレイヤークラブのゴールドレベルを維持できず、シルバーレベルまで落ちてしまいますよ。

でもですね、どんなに負けても負け犬では終われない、それがプロという生き物なんです。
今回も、モダンというフォーマットをしっかりと解析し、何故負けたのかを分析していきます。
それでは、敗北から学ぶグランプリレポート、今回も最後までお付き合いしていただけたら幸いです。

1.おやつカンパニーとは?

公式カバレージのデッキテクでも紹介されましたが、今回僕は『おやつカンパニー』なるデッキで参戦してきました。
Return to the Ranks / 戦列への復帰
おやつカンパニーは、 《戦列への復帰》 を上手く使い、2マナ以下のクリーチャーで様々なコンボやシナジーを形成するデッキです。
《臓物の予見者》 等の生贄にささげるクリーチャー、いわゆるサクり台で 《復活の声》 《宿命の旅人》 等の死亡時にトークンを出すカードを墓地に落としつつ、最終的に場に残ったトークンを使って召集した 《戦列への復帰》 をプレイし、墓地から大量のクリーチャーを場に戻すことで圧倒的なボードを作り上げることができます。
Viscera Seer / 臓物の予見者 Voice of Resurgence / 復活の声 Blood Artist / 血の芸術家
生贄、トークン、ドレイン!
この一連の流れに、 《血の芸術家》 が加わると、一瞬でライフを削りきるコンボのような動きができます。
サクり台+ 《血の芸術家》 +死亡時にトークンを出すクリーチャーの組み合わせに、 《戦列への復帰》 で生贄に捧げたクリーチャーを戻して、大量にライフをドレインして勝つのが基本ルートです。
Abzan Ascendancy / アブザンの隆盛
全体強化しつつ、コンボプランでも重宝する
《アブザンの隆盛》 がある状態ならば、 《ツカタンのサリッド》 《宿命の旅人》 のようなトークンを出すクリーチャーが墓地に落ちると、1体から2体のトークンが生まれるので、むしろクリーチャーが増える状態になります。こうなると、 《戦列への復帰》 も打ちやすくなり、場のクリーチャーの数も増えるので、コンボも達成しやすくなります。

《アブザンの隆盛》 ルートだと、なんと4キルすることができます。
手順は、1ターン目 《臓物の予見者》 、2ターン目 《宿命の旅人》 or 《ツカタンのサリッド》 、3ターン目 《アブザンの隆盛》 、4ターン目 《集合した中隊》 から 《血の芸術家》 とトークンを出すクリーチャーで、トークンを出すクリーチャーと 《血の芸術家》 の4体生贄で4点。トークンが7体出てきて、 《戦列への復帰》 をプレイし、墓地のクリーチャー4体を場に戻し、再度トークンを出すクリーチャーを3体生贄にして3点とトークン6体。現在トークンが13体と 《臓物の予見者》 《血の芸術家》 の場で、対戦相手のライフが13なので、トークンを全て生贄に捧げると丁度20点で、4ターンキルすることができます。

複数のカードを組み合わせないと駄目だし、そんなにカード揃わないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、除去されたクリーチャーは 《戦列への復帰》 で回収できますし、 《臓物の予見者》 とトークンを出すカードで占術をたくさんすることで、キーカードである 《集合した中隊》 《戦列への復帰》 に辿り着きやすくなっているので、コンボじたいも高確率で決まります。

《復活の声》 を能動的に生贄に捧げて積極的に攻撃していくプランでも割と勝てるので、見た目以上に多角的に相手を攻めることができます。

ではどうやって、このおやつカンパニーが完成したのかを説明していきます。

このデッキの原案は、David Heinemanがプロツアー運命再編で使用したデッキです。
このプロツアーのデッキテクで紹介されていて、当時から面白いデッキだなと思っていました。
Collected Company / 集合した中隊
グランプリシンガポールの参戦が決まって、 《集合した中隊》 がモダンで強そうなのでまずは 《集合した中隊》 を使ったデッキを作ってみようと思いました。

2.おやつカンパニーの調整

・何故おやつカンパニーを使うのか

プロツアー運命再編で奈良ZOOという、 《黄金牙、タシグル》 を4枚採用した、緑白黒ジャンクを使用した結果、モダンという環境の『対応する』デッキを使う厳しさを感じました。というのも、モダンはあらゆるアーキタイプが高水準のデッキパワーを持っていて、どれを選択してもメタや当たり運次第で正解となりえます。そのような環境で、ゲームをコントロールするような、デッキコンセプトが弱い『ジャンド』や『緑白黒ジャンク』等のフェアデッキは全てのデッキに対応しきれないので、勝ちきるにはかなりの噛み合いが必要になります。

そういう観点から見て、 《集合した中隊》 のカードパワーを活かせる対応するデッキではない、ぶんまわりデッキとして、David Heinemanのデッキ(以下おやつカンパニー)は魅力的に見えました。この時点でグランプリシンガポールまでまだ1ヶ月程期間があったので、まずはこのデッキを調整する所から、練習を開始しました。

・おやつカンパニー調整開始
Collected Company / 集合した中隊 Eternal Witness / 永遠の証人
鉄板の相性!
おやつカンパニーを調整するにあたり、まずはパッと見でカードパワーの低い 《若き狼》 を減らし、 《集合した中隊》 を採用することにしました。 《集合した中隊》 を採用するに辺り、クリーチャー以外のスペルは極力減らさなければいけないので、 《流刑への道》 を抜いて、 《集合した中隊》 からめくれた時に相性の良い 《永遠の証人》 を採用しました。

このレシピでMOで何回か対戦してみたところ、『ジャンド』や『緑白黒ジャンク』のような、除去をある程度デッキに入れた即死コンボが無いデッキ(フェアデッキ)だと、こちらの 《集合した中隊》 《戦列への復帰》 のアドバンテージ力が凄まじいため、ほとんど負けませんでした。

逆に、キルターンが基本的にはこちらより早い『精力の護符ランプ』や『アブザンカンパニー』等のコンボデッキとのマッチアップは、こちらは妨害手段がメインボードには無いため速度勝負にするしか無いのですが、クリーチャーを普通に展開しながら 《アブザンの隆盛》 《集合した中隊》 をプレイする都合上4ターン目にコンボを決めるにはマナが足りないことが多く、基本的にはコンボデッキに対して速度勝負できないので、かなり相性が悪いことも分かりました。

この問題点を解消できない限り、このデッキは使い物にならないということが分かったものの、解決策を探すより、別のデッキを使った方がいいんじゃないかと考え、プロツアーの後に生まれた新たなフェアデッキである『エスパーメンター』や、最速とも名高いコンボデッキの『精力の護符ランプ』等1週間程色々なデッキに手を出しましたが、やはりフェアデッキは対応するのが難しい印象は拭えず、コンボデッキは特定の勝ちパターンに依存しすぎていて、デッキ相性差が出すぎるので印象はあまりよくありませんでした。

モダンの闇に飲まれかけていた僕は、最後にもう一回だけ試してみるかと、勝率じたいはそんなに悪くなかったおやつカンパニーを再度調整することにしました。

最初の形は速度が足らないのが問題点だったので、マナクリーチャーを採用することでそれを解消できないかと考え、 《極楽鳥》 を採用することにしました。抜いたのはサクり台としての性能がいまいちで、複数引きたくない 《カルテルの貴種》 と土地です。

この調整が良かったのか、コンボデッキに対して速度勝負できることが多くなり、MOでのコンボへの勝率も少しずつ良くなってきました。
MOでの勝率も良くなってきたので、ここからは実際に店舗の大会で調整してみようと、3つの大会に参加しました。

・3つの大会を経て、更にデッキが進化!

晴れる屋GPTプラハ:5-2
ホビーステーション川崎PPTQ:5-0-2 2-0
晴れる屋神挑戦者決定戦:4-2(ドロップ)

GPTプラハは終ってみれば5勝2敗と、そこまで悪い成績ではありませんでした。
負けたのが『赤緑トロン』と『白黒トークン』で、どちらも相性のあまり良くないデッキでしたが、『赤緑トロン』には 《白金の天使》 が除去できずに負けたので、メインに除去が無いのはよくないと思い、クリーチャーであり除去でもあり、更にサクり台としても機能する 《オルゾフの御曹子、テイサ》 を採用することにしました。
Tidehollow Sculler / 潮の虚ろの漕ぎ手 Viscera Seer / 臓物の予見者
生贄のテクニック!
妨害手段が無さ過ぎて、相変わらずコンボに対して不安な所があったので、 《潮の虚ろの漕ぎ手》 を採用することにしました。場に出てきた時にハンデス能力スタックで生贄に捧げると、永遠に手札1枚を除外することができ、更に 《戦列への復帰》 で戻ってきます。
《集合した中隊》 でインスタントでハンデスすることもでき、妨害手段の乏しいこのデッキのマスターピースだと思いました。

GPTプラハを通してサイドがあまり効果的では無かったので、サイドを練り直し、最終的にはこうなりました。
Burrenton Forge-Tender / ブレンタンの炉の世話人
《ブレンタンの炉の世話人》 4枚
バーン』と 《神々の憤怒》 に強く、サイド後は赤いデッキにほとんどサイドインできる汎用性の高いサイドカード。
Stain the Mind / 精神染み
《精神染み》 3枚
コンボに強くするため、枚数を増やしました。
Path to Exile / 流刑への道
《流刑への道》 3枚
万能除去。クリーチャー依存のデッキや、 《漁る軟泥》 のようなこちらのキラークリーチャーを除去するために必要です。
Ghost Quarter / 幽霊街
《幽霊街》 1枚
《極楽鳥》 をサイドアウトするようなマッチアップで追加の土地枠として採用でき、苦手な土地コンボへのお守りとして1枚。
Linvala, Keeper of Silence / 静寂の守り手、リンヴァーラ
《静寂の守り手、リンヴァーラ》 1枚
エルフカンパニー』、『アブザンカンパニー』、『双子』とサイドインできるマッチアップは多く、汎用性が高く苦手なデッキに強いです。
Tidehollow Sculler / 潮の虚ろの漕ぎ手
《潮の虚ろの漕ぎ手》 1枚
メインに追加での4枚目。
Orzhov Pontiff / オルゾフの司教
《オルゾフの司教》 2枚
トークン系や、『感染』、カンパニー系等、比較的細いクリーチャーが多いマッチアップ全般で大活躍します。

このリストに変更した所、川崎のPPTQは決勝まで進み、知り合いの古市さんに権利を譲るところまで勝ち切ることができ、変更点に満足がいく結果を得ることができました。

しかし、グランプリシンガポール1週間前に行われた晴れる屋モダン神挑戦者決定戦は4-2ドロップと不甲斐ない結果に終わってしまい、まだリストに改善する余地があるのではないかと疑問を抱き、友人に相談することにしました。

友人曰く 《極楽鳥》 が弱い、と返答されました。そんな馬鹿な! 《極楽鳥》 を採用してから勝率が良くなったのに!?と思いましたが、確かに除去の的になるし、マナフラッドを引き起こしやすくなるので、弱いケースも確かに存在しました。

では、代案は何かと聞くと、ただ 《極楽鳥》 を抜くと土地カウントが減りすぎるので、 《サテュロスの道探し》 ならば墓地にクリーチャーを落としつつ、土地カウントにもなり、 《戦列への復帰》 をプレイしやすくなって良いのではないかといわれました。

実際にMOで試してみたところ、サクり台が無くとも 《戦列への復帰》 をプレイできるようになった感触はかなり良く、 《戦列への復帰》 が絡んだコンボならば、 《極楽鳥》 が無くとも4キルできるケースも少なくなかったため、最終的に 《極楽鳥》 《サテュロスの道探し》 を丸々入れ替えて、おやつカンパニーの最終形のリストになりました。

やるべき事は全てやった…最後の最後には謙虚になることもできた…。
自信満々でシンガポールへ飛びだった行弘賢はどうなったのか…!?(惨敗してます)

3.おやつカンパニーシンガポールへ

・現地に着くと…不安要素が?
Goryo's Vengeance / 御霊の復讐 Griselbrand / グリセルブランド Nourishing Shoal / 滋養の群れ
モダンに無かったリアニメイト系デッキ
グランプリシンガポール、本戦前日の金曜日に、プロプレイヤー達がサイドについて意見交換していたので、僕も混ぜてもらうと、プラチナプロである市川君(瀬畑君)のジャンドのサイドに 《虚空の力線》 が3枚採用されていて、目ん玉が飛び出ました。

おいおい、待てよ、墓地メタりすぎちゃうか、と突っ込んだところ、「グリセルシュートも流行ってるし、墓地対策は取り得!」といった返答があり、あれ…もしかして墓地対策意識され始めてる…?とかなり不安になります。

実はグランプリシンガポールの前に2週連続モダンのグランプリが開催されており、1週目のグランプリシャーロットでTOP8に入ったコンボデッキが、 《グリセルブランド》 《御霊の復讐》 で釣り上げるか、 《裂け目の突破》 で手札から出して7枚ドローを繰り返し、 《滋養の群れ》 《世界棘のワーム》 をピッチコストでプレイし、11点ゲインしながらさらに掘り進め、最終的には 《腹音鳴らし》 で手札の土地をプレイヤーに投げて勝利する、いわゆるグリセルシュートと呼ばれるデッキで、ここ2週間で急激に使用者が増加した墓地を使ったコンボデッキです。

そのため、墓地を使ったコンボデッキがアブザンカンパニーを含めてそこそこいるということもあり、墓地対策が練習してた期間に比べ、明日の本戦は多いのではないかという懸念が、頭を過ぎります。


おやつカンパニーは死亡時に誘発する能力が多く、さらに 《戦列への復帰》 は墓地を使うので、そのどちらも封じられると、ほとんど何もできなくなります。

墓地対策が増えたなら、 《墓掘りの檻》 《虚空の力線》 も対処できる、 《解呪》 枠のカードを何か採用した方が良いのではないか…と大会前日に頭を悩ませますが、練習で試したサイドで入れ替える候補を見つけることができなかったので、結局今までの練習を信じよう!と、若干思考放棄した形で、前日に最終形である以下のリストを提出して、ホテルへ帰り、明日へと備えました。

・グランプリシンガポール初日

プロプレイヤーゴールドの恩恵で3BYEなので、4回戦からスタートです。

4回戦:リビングエンド
墓地に落ちた際にトークンを残すカードが多く、更にサクり台があるならば、 《死せる生》 スタックでレスポンスで墓地にクリーチャーを送ると、こちらの被害を0で済ますことができるため、相性が良いです。
サイド後の墓地対策である 《虚空の力線》 だけ怖いマッチアップですが、相手のデッキに入ってなかったので、無事勝利することができました。

5回戦:マーフォーク
除去が少ないフェアデッキなので、相性は五分といったところです。
《広がりゆく海》 は島渡りを機能させてしまうのと、色事故の要因になるので、 《広がりゆく海》 をしっかり引かれると厳しいゲームになります。

6回戦:バーン
先手後手で相性がかなり左右されるマッチアップで、メイン戦は先手を取れたので、無事勝利できました。
サイド後は 《ブレンタンの炉の世話人》 が強く、上手く機能して、マッチを取ることができました。

7回戦:リビングエンド
この相手も 《虚空の力線》 を採用していなかったため、無事勝利することができました。

8回戦:青赤双子 ×
3本目までいくも、先手3ターン目 《血染めの月》 で成すすべなく負けてしまいました。

3色でシンボルがきついクリーチャーを多く採用しているので、 《血染めの月》 はキラーカードです。
先手でしっかり張られるのは、負けパターンなので、仕方無いとはいえ、ここで連勝が止まってしまいました。

9回戦:親和 ×
2本目に 《墓掘りの檻》 、3本目は 《集団疾病》 と張られてしまい、上手く対策カードを引かれて負けてしまいました。

残り2戦を残して2日目に進出を決めていた状況だっただけに、2連敗は手痛いですが、負けたデッキはどちらも少し不利なデッキだったので、明日は全勝するぞ!と意気込んだ2日目は……!?(惨敗します)

・グランプリシンガポール2日目

10回戦:ジャンド ×
ここにきてようやくお客様と出会うことができました。
メインは難なく取り、2本目は 《墓掘りの檻》 で負け、3本目は土地1で2ターン詰まって負けてしまいました…。

ってあれ!?ジャンドに負け!?

と、自分でも驚いてしまう結果に2日目初戦からいきなりなってしまいましたが、残り全勝できたら、プロポイント3点を獲得することができ、最後のプロツアーでゴールドレベルの維持のためのラインを緩くすることができるので、気落ちせずに次のラウンドに向けて集中します。

11回戦:ナヤミッドレンジ ×
メインは相性が良いので、盤面をつくりきって勝ち…と思いきや、ラストターンに 《忌むべき者のかがり火》 をトップされて盤面が崩壊してまさかの負け。

2本目は 《墓掘りの檻》 を置かれたものの、 《復活の声》 を複数引いたおかげで、最終的に復活の声トークンで押し切りました。3本目は 《エイヴンの思考検閲者》 でフェッチを封じられ土地が伸びないところに、 《墓掘りの檻》 まで設置されて何もできなくなって負けました。

これで、このグランプリの最低目標であったプロポイント3点も潰えてしまい、結果この時点でグランプリシンガポールは惨敗したと言えます。ただ、一応賞金圏内なので最後まで続けてみました。

12回戦:マーフォーク
初日とまったく同じような展開に。サイド後は 《オルゾフの司教》 が刺さる展開もあるので、マッチを通したら有利かもしれません。

13回戦:ナヤZOO ○
メインはなんなく勝ち、2本目は事故気味のところに 《墓掘りの檻》 を置かれて負け。
3本目は押し込まれそうなところで、 《戦列への復帰》 を連打して、なんとか押し返して勝ちました

14回戦:エルフカンパニー ×
エルフカンパニーは、速度でこのデッキよりも速いので、相性があまり良く無いデッキの1つです。メインは速度で負け、サイド後は1本取り返したものの、3本目は3連続で 《召喚の調べ》 《エルフの大ドルイド》 を引かれて負けと、若干ついてませんでした。

15回戦:グリクシス双子
純正と違い、 《血染めの月》 の採用枚数が少なく、更に 《欠片の双子》 じたいも枚数が少ないこともあるので、純正よりも相性が良く、むしろ有利なマッチアップです。

メインこそ 《欠片の双子》 コンボを決められて負けましたが、2本目は 《精神染み》 を決めて勝ち、3本目は4枚目の土地を相手が引かなかったおかげで勝つことができました。

全試合を終えて、10勝5敗で63位で300ドル獲得と、Dig.cards所属のプロになってから、一応初マネーフィニッシュとなりましたが、満足いく結果を得ることはできませんでした。

4.おやつカンパニーの反省

今回の対戦レポートを見てもらって分かるとおり、2日目は 《墓掘りの檻》 を置かれまくりました。

《滋養の群れ》 グリセルシュートの隆盛により、墓地対策が進んだあおりをもろにくらった形となってしまい、その対策を採らなかったことが、明確な敗因だったと言えます。

なまじ練習段階で好調だったため、練習した結果を盲目的に信じてしまい、冷静な判断ができなくなってしまっていました。

練習はあくまで『勝利を得る手段の過程の一つ』であり、自分の引き出しの一つとして運用するべきで、練習した結果を上手く自分の頭の中で整理し、思考することが大切だということが、今回のグランプリシンガポールで学んだ反省点です。

今回で言えば、前日に墓地対策が進むことがわかっていたので 《血染めの月》 にも強い 《隔離する活力》 《突然の衰微》 をサイドに取るという判断ができたらベストでした。次回モダンの大会にこのデッキで参加するなら、以下のリストを使うと思います。

5.最後に

今回はここ最近で一番自信があったグランプリでしたが、またもや惨敗してしまいました。
次回は今シーズン最後のプロツアー、プロツアーバンクーバーのレポートになります。

ゴールドレベル以上を維持するためには、ここでトップ8に入るしかなくなってしまいましたが、ここ最近の敗北を糧にして、頑張ってトップ8を目指しますので、応援していただけたらと思います。

以上で今回のグランプリシンガポールのレポートは終わりになります。
長いレポートを最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。

次回はプロツアーバンクーバーのレポートになると思いますので、そちらのレポートの方もご覧いただけたら幸いです。
それではまた次回のレポートでお会いしましょう!
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