WMC2016名古屋予選イベントカバレージ

​準決勝:江崎 圭介(岐阜) vs. 山本 賢太郎(東京)

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日本代表最後の席をかけて名古屋に集結した176名も、残るは4人。

江崎 圭介(岐阜)が使用するのは、所謂タイタンシフト。 《原始のタイタン》 の登場以降、アップデートされ続けた 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 系デッキの最新モダン版だ。

今回のメタゲームに置いて、土地系コンボデッキは、墓地対策・アーティファクト対策にサイドボードが取られがちだったことと、ミッドレンジがある程度いた事でポジションは悪くなく、長く岐阜でプレイする江崎の確かなスキルに裏打ちされ、準決勝進出となった。

対するのはTeam Cygames所属プロ、山本 賢太郎(東京)。使用するデッキは、いわゆるグリセルシュート。「他のデッキ調整する時間もなくて」とのことだが、長らく愛用していることもあり、全勝からの2IDでトップ8、そして準決勝進出となった。

とはいえ、このトーナメントは、優勝者のみが権利を得るトーナメント。ここまでの健闘も、讃えられこそすれ、優勝しなければ価値が無い。

互いに瞬殺を狙うコンボ対決を制するのはどちらか。
 

Game 1


先手の江崎がマリガンしたのに対して、山本は初手をキープ。マリガン後の江崎は占術で山札の上をキープしてゲームスタート。ファーストアクションは、山本が 《島》 をフェッチしての 《手練》 。対する江崎も2ターン目に 《探検》 をプレイし、マナを伸ばす。

山本は再び 《手練》 をプレイすると、 《忍び寄るタール坑》 をタップインし、ターン終了。フェッチを残したままターンを迎えた江崎は 《明日への探索》 をプレイし、さらにマナを伸ばしつつ、このタイミングで同時に山札からフェッチで土地を探し、 《桜族の長老》 をプレイ。これで、次のターンには土地をおければ7マナが確保される。

《信仰無き物あさり》 をプレイし、2枚目の 《信仰無き物あさり》 《グリセルブランド》 をディスカードした山本は、少考の末に 《集団的蛮行》 を手札破壊モードで使用。 《探検》 《風景の変容》 という手札から、当然 《風景の変容》 をディスカードさせる。

山本のターンエンドに 《桜族の長老》 を生け贄に捧げ、土地を持ってきた江崎は、2マナで 《探検》 をプレイ。そして、セットランドすると、最後の1枚の手札が、 《風景の変容》

江崎 1-0 山本

Game 2



先手の山本はマリガン。対して、江崎はキープを宣言する。

土地が1枚と不安の残る内容ながら、キープを宣言した山本が占術でトップの 《イゼットの魔除け》 を山札の下に送り、ゲームスタート。

後手の江崎が 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 をタップインしたところで、悩んだすえにギルドランドをフェッチし、タップインする。

続くターンに土地を引けずターンを返した山本に対し、江崎は 《桜族の長老》 をプレイ。山本が 《血清の幻視》 で2枚目の土地を引き込みセットしたところで、 《桜族の長老》 を生け贄に捧げ 《山》 をサーチする。

セットランドで4マナとなった江崎はまず、 《遥か見》 をプレイ。 《踏み鳴らされる地》 をサーチすると、2マナをオープンでターンを返す。

山本は先程の 《血清の幻視》 の占術で山札の上に置いた土地を引き込むと、長考の末、 《汚染された三角州》 《島》 をフェッチ。これで、ライフは18。この時点で江崎の土地は5枚。長考の末に、 《汚染された三角州》 をセットしてターンを返す。

江崎は6枚目の土地をセットすると 《原始のタイタン》 をプレイ。戦場に出た時の能力で 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 を2枚サーチする。この時点で、 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 はまだ誘発しない。

このターンエンドに山本は 《イゼットの魔除け》 をプレイ。2枚引くと、それが 《信仰無き物あさり》 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 《グリセルブランド》 《イゼットの魔除け》 をディスカードすると、 《血の墓所》 をタップインでフェッチする。

そして、自身のターンに 《信仰無き物あさり》 をプレイ。ここで 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 をディスカード。もう1枚の捨てるカードで長考した末、 《裂け目の突破》 を選択。そして、山札に戻る誘発にスタックして 《御霊の復讐》 をプレイし、 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を戦場に出すと、アタックを宣言。

誘発した滅殺6に対して、江崎のパーマネントは 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 3枚を含む土地が8枚と 《原始のタイタン》 のを併せて、9枚。残す3枚を検討した末、 《原始のタイタン》 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 《踏み鳴らされる地》 を選択する。

江崎のターン。残りライフが5の江崎に対して、山本のライフは17。残した2枚の土地を使って 《カルニの心臓の探検》 をプレイ。フェッチのセットランドと 《原始のタイタン》 のアタック誘発で 《踏み鳴らされる地》 2枚をサーチしたことで、カウンターを3つ載せる。山本のライフは11。

山本は 《手練》 をプレイ。ここで手に入れたのは、 《汚染された三角州》 。これは何よりも欲しかった2枚目の黒マナ。



自身に 《思考囲い》 をプレイした山本は 《グリセルブランド》 をディスカード、そして再びの 《御霊の復讐》

江崎 1-1 山本
 

Game 3


先手の江崎のマリガンに対し、山本は7枚をキープ。江崎は続く6枚を見ると、キープを宣言し、占術ではカードを下に送り、 《踏み鳴らされる地》 がセットされ最終戦がスタートする。

返す山本は1ターン目に 《島》 をフェッチすると、 《血清の幻視》 をプレイ。 《イゼットの魔除け》 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 だったトップを、そのまま上に固定する。

占術2でトップが2枚固定されたということは、対戦相手のコンボがかなり早く決まってくる事を意味する。江崎は 《森》 のフェッチから 《探検》 経由の2枚目のセットランドとスピード勝負を受けて立つ。

山本は土地を置いて静かにターンエンド。対して、江崎は 《明日への探索》 《遥か見》 を続けてプレイし、一気に土地を6枚まで伸ばす。江崎の土地は、パーマネントは、ちょうど6枚だ。

3枚目の土地を置いた山本は、 《猿人の指導霊》 をリムーブして赤マナを捻出すると、 《イゼットの魔除け》 をプレイ。そして 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 をディスカードすると、 《御霊の復讐》 でアタック。江崎の戦場のパーマネントはゼロとなる。

手札に2枚目の 《御霊の復讐》 を持つ山本の、続くターンのトップデックは 《信仰無き物あさり》 。そして、駆けつける 《引き裂かれし永劫、エムラクール》

江崎 1-2 山本

グリセルシュート、そして、レガシーでのショーテルと 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を使い続けてきた山本の愛情に 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 が応える形の決着となった。

決勝で山本を待つのは、エムラならぬ、津村。
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