WMC2016名古屋予選イベントカバレージ

Round 8:村瀬 浩司(愛知) vs. 玉田 遼一(大阪)

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順位表を見て、テーブルに戻ってきた玉田が言った。
玉田「これはID出来ない」

村瀬は誰にでもなく呟いた。
村瀬「ここでドラマかよ」

そう。7回戦目終了時点で、全勝不在。
普通のトーナメントであればID出来る1敗ラインでも、ガチで戦わなければならない状況なのだ。

玉田は言わずと知れたプロプレイヤー。昨年の日本代表でもある。
それどころか、先日行われたWMCQトップ8にもランクインしている超実力派。
今回はグリクシスデルバーを手に7回戦を戦ってきた。

対する村瀬はPPTQを中心に楽しむ競技プレイヤー。
目立った戦績こそないものの、グランプリカバレージにも登場する20年選手である。
今日のチョイスは独自チューンのロボッツ。

果たして、トップ8に駒を進めるのはどちらか?


Game1

ダイスロールに勝利したのは玉田。7枚のハンドをキープ。
後手を掴まされた村瀬は、熟考の上でマリガンし、ハンドを6枚に減らす。

玉田は 《秘密を掘り下げる者》 からの 《若き紅蓮術士》 と、最上の立ち上がり。

しかし、村瀬も負けていない。
《ダークスティールの城塞》 から 《バネ葉の太鼓》
《オパールのモックス》 《ちらつき蛾の生息地》 と展開しての 《信号の邪魔者》
さらに 《刻まれた勇者》 と、ロボッツらしい盤面を築き上げる。

先手3ターン目。
玉田のトップは 《ギタクシア派の調査》 であり、 《秘密を掘り下げる者》 が変身する。
そのままプレイすると、村瀬の手札が 《大霊堂のスカージ》 《空僻地》 という寂しいものであることが露呈する。

その後もドローが芳しくない村瀬に対し、玉田は 《稲妻》 《終止》 でクロックを丁寧に潰しつつ、トークンを展開。

ついには 《黄金牙、タシグル》 が墓地を喰らいながら登場すると、村瀬はカードを片付けた。

村瀬0-1玉田

Game2

互いに7枚のハンドをキープ。

先行の村瀬が 《ちらつき蛾の生息地》 《大霊堂のスカージ》 と展開。
2ターン目に 《呪文滑り》 を設置しようとすると、玉田は 《呪文嵌め》

玉田は自らのターンに 《秘密を掘り下げる者》 を戦場へ。
残ったマナで 《血清の幻視》
ここで占術した2枚が 《若き紅蓮術士》 《黄金牙、タシグル》 だった。
玉田はしばし考えたのちに、 《黄金牙、タシグル》 をトップへ。
殴り合いのできるゲームプランを選んだ。

しかし、村瀬は先手の利を生かし、3ターン目に 《ダークスティールの城塞》 《アーティファクトの魂込め》 をまとわせて攻撃。
ライフを削られることを恐れた玉田は 《秘密を掘り下げる者》 でチャンプブロック。

とたんに守らざるを得なくなった玉田だが、 《黄金牙、タシグル》 《仕組まれた爆薬》 (X=2)を唱えて一安心。
これで次の自分のターンには、村瀬のクロックをすべて排除しつつ殴りにいけるはずだ。

ところが、村瀬の攻勢は止まらなかった。

《大霊堂のスカージ》 に2枚目となる 《アーティファクトの魂込め》 をつけてのバンザイアタック。
玉田はたまらず虎の子の 《黄金牙、タシグル》 をチャンプブロックに回すが、気づけばライフは9まで減っている。

続くターンにも村瀬はマナを構える玉田に対して全軍突撃を仕掛ける。
この凶悪な攻撃を玉田は 《仕組まれた爆薬》 《稲妻》 をもって防ぎ切る。
仕方なく、村瀬は手札のクリーチャーを全展開するが、それは 《信号の邪魔者》 《羽ばたき飛行機械》 という寂しいものだ。

今度は玉田の反撃である。
エンドに 《イゼットの静電術師》 を投入。
さらに 《コラガンの命令》 《羽ばたき飛行機械》 を壊しつつ、 《黄金牙、タシグル》 を回収しようとする。

ところが、村瀬が持っていたのは 《爆片破》 。玉田のライフはわずか4に。

返ってきた玉田のターン。
玉田は少し考えてから、フルタップで 《黄金牙、タシグル》 を戦場へ。
祈るように自らの指先でエンドを宣言する。

すると…。



村瀬「ライフ4ですよね。」

確認しつつ村瀬が手札から見せたのは、 《感電破》 だった。

村瀬1-1玉田

シャッフル音よりも大きな音で、玉田の呼吸の音がする。
村瀬もまた、頻りに自らの汗を気にしている。
トップ8まで、あと一つ。
互いの緊張が、頂点に達している。

Game3

互いに7枚のハンドをキープし、先手の玉田は 《汚染された三角州》 を立てたままエンドする。

対する村瀬は 《ダークスティールの城塞》 《バネ葉の太鼓》 《オパールのモックス》 と展開。
あえて、手札の生物を展開しない。

エンドにフェッチを切り、 《蒸気孔》 を得た玉田は、 《闇滑りの岸》 から 《ギタクシア派の調査》

村瀬のハンドが2枚の 《電結の荒廃者》 《爆片破》 《感電破》 《ちらつき蛾の生息地》 という、殺意に満ちたものであることを看破する。

後手2ターン目。
村瀬は自らの手札が暴かれている以上、動かざるを得ない。
《蒸気孔》 が立っている玉田に対し 《ちらつき蛾の生息地》 をセットして 《電結の荒廃者》 1枚目。
これはもちろん 《呪文嵌め》 されてしまう。

イニシアチブを握った玉田は先手3ターン目、最速の 《黄金牙、タシグル》
このままクロックパーミッションの体勢に持ち込もうとする。

しかし、村瀬は 《ダークスティールの城塞》 《アーティファクトの魂込め》
突然の5点クロックで玉田のライフを削る。

4ターン目。
仕方なく玉田は 《黄金牙、タシグル》 で殴り合いを選ぶ。
フェッチの関係もあり、この時ライフは玉田13-16村瀬。

村瀬は2枚目の 《電結の荒廃者》 をプレイするが、これもまた 《瞬唱の魔道士》 からの 《呪文嵌め》
村瀬は 《瞬唱の魔道士》 《感電破》 で焼きつつ、 《アーティファクトの魂込め》 で攻撃。
これでライフは玉田8-16村瀬。



5ターン目。
玉田はフェッチから 《島》 をサーチ。ライフを7に減らす。
さらに 《仕組まれた爆薬》 X=2をプレイ。村瀬の盤面からクロックを洗い流す。

ここで村瀬が投入したのは最強生物である 《刻まれた勇者》
サイズは2/2。そして、村瀬の手札には 《爆片破》 がある。

最後となる6ターン目。玉田には解決策はない。
ブラフとして 《黄金牙、タシグル》 で殴ってみるが、もちろんこれは 《刻まれた勇者》 にブロックされる。
そして、わずかに残った玉田の7点のライフを、 《刻まれた勇者》 《爆片破》 が速やかに奪い去った。

村瀬2-1玉田

村瀬 浩司、トップ8進出!
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