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行弘賢のグランプリ静岡参戦レポート!

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皆さんこんにちは!Dig.cards所属プロの行弘です!

今回は先日開催されたGP静岡に参戦してきましたので、そのレポート記事をお送りさせていただきます。

それではまずは調整録から!

調整録

今回から変更になった禁止改定のルールに、プロツアーの5週間後の月曜日に告知というルールが追加されたため、GP静岡の直前に禁止改定が行われるかもしれない…。そんな状況の中調整は始まりました。
Felidar Guardian / 守護フェリダー
見逃しちゃったけど今回はセーフ
とはいえ僕の中では禁止改定で 《守護フェリダー》 が禁止になるのはほぼほぼ確定路線で、そうなった時『機体』と『ティムール電招の塔』に強い緑黒ビートダウンを用意するだけの状態だったので、禁止改定までは緑黒ビートダウンを様々な形で試していました。



中でも感触が良かったのはこの 《キランの真意号》 《屑鉄場のたかり屋》 を採用した形のもの。

この形は 《キランの真意号》 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 にプレッシャーをかけられ、それに乗りやすい 《屑鉄場のたかり屋》 が粘り強くコントロールに強い為、感触は悪くありませんでした。

しかし、それはあくまでメインボードだけの話でした。
Release the Gremlins / グレムリン解放
機体のついでに対策されてしまう
サイドボード後は 《グレムリン解放》 という悪夢のようなカードと付き合わなければいけない為、サイドに有色の入れ替え候補のカードを用意しなくてはいけなく、サイドボードが弱い、という欠点がありました。

それで4Cサヒーリもがいなくなれば、サイドの枠を『機体』に割ける枚数も増える…そう考えていたのですが。

禁止改定:No Change!

まさかの禁止改定で 《守護フェリダー》 がスタンダードに残留した事で、目論見はご破算。

禁止改定で何も変わらなかった場合は4Cサヒーリで出る決意をしていたので、本戦までの5日間は4Cサヒーリ一本に絞ってマジックオンラインで調整を始めて…みたものの、どうもしっくりきません.。

というのも、僕の4Cサヒーリの経験値が低すぎて、対戦相手のサイドボードプランに対して最適なin-outができない為、サイドボード後の勝率が悪く、またそれをこの短期間で克服するのも非常に困難だと感じたのです。

これはこのまま4Cサヒーリを使ってもかなり運が良く無いと勝てない…。初日運よく抜けれても2日目ミッチリ練習してきた猛者にはこの付け焼刃では通じないだろう。そう感じた僕は一縷の望みにかけて九州からの付き合いである遊々亭プロ『高尾翔太』に連絡する事にしました。

というのも、高尾君はGP静岡直前に開催されたGPバルセロナに参戦して、オリジナルデッキである赤黒エルドラージで4敗、シェアしたBMプロの井上君は3敗と二人とも中々の好成績を収めていたので、最早僕には友人である高尾君にそのデッキをシェアして貰うくらいしか選択肢が残されていなかったからです。

高尾君は快くシェアしてくれ、練習量的には1日くらいしか取れませんでしたが、不安なサイドボードプランはしっかり教えてもらう事ができました。という訳でGP静岡のデッキはめでたく赤黒エルドラージに決定しました。

使用デッキはこちら。高尾君が本戦で使用したリストと違うのはサイドボードの 《飲み込む炎》 が一枚 《作り変えるもの》 になっているだけ。こちらは4Cサヒーリ相手のサイドボードに除去耐性のあるクリーチャーを用意したかったので1枚だけ変更しました。

他の部分は高尾君の調整を信じて変更せず。構築のGPで自分のデッキを持ち込めない不甲斐なさはあありますが、結果は残さないといけないのでそこはグッと我慢して、最良の選択と信じていざGP静岡へ。

GP静岡本番

本番を迎えたものの、対人戦は殆どできていない状態だったので少しでも経験を積もうとゴールドレベル得点である3Bye中に友人と対戦して貰ってなんとか対機体戦だけは経験を積む事ができました。

分かったことは、このデッキは『回ったら勝つ』、『少しでも回らなかったら負ける』事です。
Heart of Kiran / キランの真意号 Scrapheap Scrounger / 屑鉄場のたかり屋
攻めの要ながら守りはカラキシ
というのも、攻守を兼ねているカードがデッキにほとんど入っておらず、2ターン目のアクションが 《キランの真意号》 《屑鉄場のたかり屋》 《歩行バリスタ》 な為相手の攻めをいなすのが難しく、こちらが攻め続けないと基本的に相手に攻め切られてしまうので攻めを継続するために毎ターンアクションをし続けないといけないからです。

逆に攻めにデッキ全体が向いているため、一度回りだせばこちらの攻勢を相手が守り切るのはかなり難しく、ブレこそ激しいものの、練習量が足りてない僕が選択するにはピッタリな印象を持つことができ、いざ本戦へ。

GP静岡初日

bye
bye
bye
勝 4Cサヒーリ
勝 白黒ビートダウン
勝 機体
勝 4Cサヒーリ
負 緑黒ビートダウン
勝 ティムール霊気地

なんと望外の初日8-1。ちなみに全部後手番でゲンナリしていたのですが、後手1ターン目のドローが強すぎて何本か取れたので後手番の利が噛み合った結果となってかなりついてました。

1日通して試合してみて分かった事は、多少のリスクに目を瞑ってでも7枚の手札をキープしないと事故率が逆に上がる、という事です。

マナスクリューしても攻め切る事ができず、マナフラッドしてもリソースが足りずに攻め切る事ができない上に、リソースを増やすカードがほとんど無いので6枚以下の手札をキープするとその状態に陥りやすくなってしまいます。

途中からは無色マナが無いハンドや片一方の色マナしか出ないハンド、はたまた土地5枚のハンドなんかを無心で『キープし続ける意志力』でキープしてました。事故ったら事故ったでこのデッキを使う以上仕方ないと割り切る事がこのデッキは大切です。回った時は勝ちます。

そんな悟りを会得した僕が2日目に設定した目標は2-4。

友人からは『君はプロプレイヤーだよね?』と意識の低さを指摘されたりもしましたが、デッキの性質上負け続ける可能性は十分にあります。その際にメンタルが崩れないように、最初からTOP8への意識は持たず、プロポイントを1点でも多く稼ぐ事だけを考える事にしました。

そんな無心で挑んだ2日目は…?

GP静岡2日目

負 ティムール電招の塔
勝 機体
勝 ティムール電招の塔
勝 ティムール霊気地
負 機体
勝 4Cサヒーリ

2-4覚悟で挑んだ2日目は無心で挑んだかいがあったのか4-2!ちなみに2日目でようやく先手を2回取れたのですがその試合はマナフラッド&マナスクリューでどちらも事故で負けと、後手番の1枚が実は大事だったのかもしれません。デッキ的には先手番が強いはずなので矛盾してはいるのですが…。その点の結論は未だ僕の中でも出ていません。今後このデッキを使いたい方は、是非その点を意識してみると面白いかもしれません。

運が大分良かったとはいえ、ちゃんと回った時に勝ち切るデッキパワーはプレイしていてかなり感じました。デッキをシェアしてくれた高尾君には感謝の一言では表せません。
Matter Reshaper / 作り変えるもの
除去されても次のリソースを引っ張ってこられる
今後もし僕がこのデッキをプレイするなら、少しでも回るようにメインボードの 《戦争に向かう者、オリヴィア》 を全部 《作り変えるもの》 に変更し、サイドボードに2枚 《戦争に向かう者、オリヴィア》 を用意すると思います。

終わりに

結果としては12勝3敗でプロポイント3点を獲得。これで残り2点を追加すれば来シーズンのゴールドレベルが確定します。こんなに早くゴールドレベルが確定しそうなシーズンは珍しいので、是非今シーズンはプラチナレベルを目指していきたい所です。

実は急遽チームリミテッドのGPメキシコにTeamCygames所属プロのナベとBIGMAGIC所属プロの松本さんで出場する事が決まり、現在猛練習中です。

出不精で有名なうちのアーキタイプ解説記事担当の石村もまさかの参戦予定ですので、共々応援していただけますと幸いです。

大会は来週末ですので、次回はそちらのレポートでお会いしましょう!それでは!
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