企画記事

行弘賢のプロツアー『破滅の刻』レポート!

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皆さんこんにちは!Dig.cards所属プロの行弘です!

今回は京都で開催されたプロツアー『破滅の刻』の参加レポートをお送り…したいのですが、肝心の結果の方が9勝7敗でプロポイント上乗せ1点。賞金無しといまいちな結果。

正直言いますと、今回は僕自身が全力を尽くした結果だったと思っていません。明らかにしてはいけない数多くのミスをしてしまったのです。

その数多くのミスとは…?今回のレポートでは、対戦や調整過程では無く、僕が犯したミスにフォーカスを当ててお送りさせていただきます。

それではまずは、調整編から。

ミスその1.調整の熱量不足

今回も前回と同じく、チーム武蔵の面子にHareruyaProsの原根君と遊々亭スポンサードの高尾君、加茂君の2人を追加した9人でチーム調整を開始しました。

最終的にチームの使用候補となったデッキは赤黒ビートダウンと、黒単ゾンビの2つのデッキ。


黒単ゾンビは赤単に有利かつ、他のクリーチャーデッキに有利なメタゲーム上の立ち位置が良い、丸い選択肢として候補に。

赤黒ビートダウンは赤単に不利ではあるものの、それ以外のデッキにデッキパワーで戦える、赤単が負け組みになれば勝てる選択肢として候補に。

僕は黒単ゾンビをそれまでの調整過程でメタゲーム上立ち位置が良いと感じたので選択する事にしました。

赤黒ビートダウンに関しては覚前君、高尾君、加茂君の3人が使う事に。3人は現状不利な赤単に対して良いサイドプランを模索していました。

この時僕は 《集団的蛮行》 なんかどうだろうか?と思いつきましたがこの時既に水曜日の夜、つまりデッキ提出まであと1日と時間が無い中、実際に使わない僕が提案したカードで皆を混乱させたく無いなと思いあえて意見を言わない事にしました

黒単ゾンビについては、僕は一番使い込んでいる渡辺の意見を尊重しつつ、一緒に使う八十岡や市川の意見を取り入れて、黒単ゾンビを一回も回していない僕は意見もほぼ言わずに、サイドボードが完成しました。
Chandra, Torch of Defiance / 反逆の先導者、チャンドラ
プレインズウォーカーはゾンビの天敵
ただ意見が無かった訳では無くて、 《反逆の先導者、チャンドラ》 《最後の望み、リリアナ》 で負ける事が多いので、《不帰+回帰/Never+Return(AKH)》はサイドに欲しいなーとは思ってました。

結果

TOP8に入賞した赤黒ビートダウンには 《集団的蛮行》 がメインに3枚。

本戦で当たった赤単には 《反逆の先導者、チャンドラ》 だけで2敗する。

と思った事が如実に結果として反映されてしまい、意見を言わなかった事が完全に裏目として出てしまいました。

今回はプロツアー開始前にプラチナレベルが確定しており、ワールドの出場権もほぼ安泰な状態で、どこか気持ちにハングリーさが足りて無かったように思います。

僕の持ち味であるメタの読み切りという点をまったく活かす事ができず、不甲斐ない結果となってしまいました。

今回のシチュエーションは今後も頻繁に起こりうるものだと思うので、二度と同じ過ちを繰り返さない為にも、どのようなシチュエーションであれ自分の意見はしっかりと共有するようにしたいと思います。

そして犯したミスはこれだけで無く、大会中も…。

ミスその2.大会中の熱量不足

今回の大会についてはTOP8入賞以外に目標が特になく、強いて言えば6敗でプロポイント6点上積みできれば世界選手権出場がより確定するという事がモチベーションでした。

極端に大きな目標と、小さな目標の合間で揺れていた僕は集中力を欠き、プレイミスも多く、初日は4-4。2日目は5-3で9-7という締まりのない成績となってしまいます。

特に悪かったのはメンタル面で、大会中は「勝ちたい…!」という気持ちよりも、「勝つな…!」と、他の世界選手権進出を狙うライバルたちの敗北を祈ってるようなメンタルでした。

このようなメンタルだと勝ちに行くプレイよりも負けないプレイの方を選択する傾向になりやすく、裏目を引きやすくなってしまいます。

どのようなシチュエーションであれ、挑戦者の気持ちでトーナメントに臨む。

これこそがトーナメントプレイヤーとしての原点であり、常に持たなければいけないマインドであるという事を、今回のプロツアー『破滅の刻』から学ぶ事ができました。惨敗はしたものの、来季に向けて非常に重要なトーナメントとなり、気持ちを入れ替えて来季も頑張りたいと思います。

今季のまとめ

今季はチームシリーズが始まり、日本最強チーム「武蔵」の一員としてプロツアーに臨むに当たりチーム内で一番プロポイントを稼ぐ…!という壮大な目標を設定しましたが、それが上手くモチベーションに繋がりチーム内で一番のプロポイントを稼いただけでなく、来季のプラチナレベルも確定させる事ができました。

また、マジックプレイヤーなら一度は出演してみたい夢の祭典世界選手権の出場も確定し、今シーズンは言う事は無い大躍進のシーズンとなりました。

世界選手権では僕個人だけでなく、チームシリーズの総決算として「武蔵」と「ジェネシス」のチームシリーズ決勝戦も開催されます。僕個人だけでなく、「武蔵」共々応援していただけますと幸いです。

それでは次回、世界選手権のレポートでお会いしましょう!それでは!
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