企画記事

行弘賢のGP京都準優勝レポート!

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まずは皆さまGP京都とWMCQ名古屋の2週に渡るプレミアイベント大変お疲れ様でした。

勿論僕も両方参加したので、大分ヘトヘトですが、GP京都は準優勝という練習に対した成果を挙げる事ができたので大分満足した2週間でした。

今回のレポートでは準優勝したGP京都のレポートをお送りさせていただきます。

と、その前に気になっている方も多いと思いますので、GP京都の前に書いた有料記事について少しだけ触れさせていただきます。

有料記事について

『GP京都直前!「イニストラードを覆う影・異界月チームシールド攻略記事」有料記事を販売いたします!』

まず何故有料記事を書こうと思ったのか?という前提は上記の記事でも説明しているように、『MTGプロが安定した収入を得る』ためではありますが、『自分の練習した時間を無駄にしたくない』というのが実際に有料記事の販売を思い立った大きな要因です。

今回チームを組んだTeam Cygamesのやまけんとマナソースの北原君は今までに2回チームを組んだ慣れ親しんだチームなのですが、これまで組んだ2回の成績は決して良いものでは無く、このチームで勝ちたい!という欲求と当日デッキの大筋を組む担当は僕というプレッシャーが、ひたすらに練習する毎日を支えていました。

その成果もありこの環境のチームシールドの膨大な知識と経験を得る事ができました。この経験と知識はGP京都参加者の中でも僕が間違い無く一番あると自信を感じる程でした。

これだけ自信がある環境も珍しいので、これをプロとして何か役に立てないか…と考えたとき、『有料記事を販売して収入を得る』という新しいプロの収入を得る手段を思いつきました。

実際にこの環境のチームシールドは非常に難解で、プロ同士で意見を交わしても違った意見になる事は多々ありました。そんな環境だからこそ、このチームシールドという複雑なパズルの解き方が分からず悩んでいる人はいるのではないか。

そんな人は必ずいる。その中には僕の経験にお金をかけてくれる人もいるはずだ。

売れるかどうかは実際は不安でしたが、実際に記事を書いて販売したところ、蓋を開けてみれば30分強で15,000円で販売した記事が売り切れる望外の結果となり、僕自身驚きを隠せませんでした。そんな結果に「大会後でいいから有料記事を見てみたい!」と実際に記事を読んで次の機会に買うか参考にしたいとのありがたいお声をよく耳にしました。

是非皆さんに見ていただいて、次もお願いします…!と言いたい所ではあるのですが、今回の有料記事は現在まだ無料公開の予定はございません。

ですが、この先ずっと公開しないという訳では無く、今後何かしらの形でDig.cards上で皆さんに公開できる形を現在考えていますので、記事を読みたい方はその時までお待ちいただけますと幸いです。

それでは前置きが非常に長くなってしまいましたが、ここからは本編のレポート記事をお送りいたします。

GP京都レポート

今回僕はこのGP京都で絶対に勝ちたい理由がありました。

それは僕とTeam Cygamesのやまけんとマナソースの北原君、この3人で組んだチームで2回チームリミテッドのGPに出てどちらも満足いく結果が出せずに悔しい思いをしてきたからです。

このチームの特徴は『行弘賢が組みたい二人』を集めたチームであり、やまけんと北原君の二人は最初チームを組んだ時はほとんど面識がありませんでした。 やまけんは正確無比なプレイで勝ちを重ね、デッキ構築中も冷静な意見を出してくれるチームの精神的支柱。 北原君は僕が和歌山で活動していた時の友達で、初めてチームリミテッドのGPに参加した時からのチームメイトで今回のGP京都で5回目となる最早相棒と呼べる間柄。プレイスキルが非常に高く、ゲームプランの選択のキレ味は僕が見てきたプレイヤーの中でも抜群のセンスを誇ります。

では僕はというと、デッキを組むのが仕事です。

リミテッドのデッキ構築は自信があったので、僕が最適解のデッキを組み、それをプレイが上手い二人が使う。これが僕が考えうる僕を入れた最強のチームであり、やまけんと北原君の二人は、僕が求める最高のチームメイトです。

僕が考えた最強のチームなのに勝てない…。それは僕にとって非常に悔しい事でした。

このチームで勝てない理由は明確で、『僕が作ったデッキが悪かった』。これに尽きます。

負けた2回は思い返せばどちらも構築の反省点は多く、完璧なものを二人に渡せたかというと、断じてそうではありませんでした。つまり、僕が作った最強のチームは前提に欠陥があり、負けた2回においてはやまけんと北原君に対して僕は最高のチームメイトでは無かったのです。

折角強い二人と組めるのに結果がともわないのは申し訳が立たない。そうして僕は絶対に勝つべく、今までにない程練習に没頭しました。

その結果、有料記事を販売できる程にこの環境のチームシールドの理解が進み、万全の状態でGP京都に臨む事ができました。

初日

今回こそ前々回と前回のような失敗はもうしない。二人に見合ったチームメイトになれたはず。そう自信を持って挑んだGP初日。結果は…。
9-0!

初日の北原君のデッキ

初日のやまけんのデッキ

初日の行弘のデッキ
それぞれのデッキこそ弱くはないものの、これが9-0…?と疑いたくなるレベルのデッキかと思います。しかし僕が練習で得た経験として、『緑白』、『青黒』、『青赤』は苦手な相手が少ない良いカラーリングで、この3つで組めた時点で対戦相手と相対的にアドバンテージがあるため見た目以上に強い構成のデッキになっています。

逆に気を付けるようにしていたのは『赤黒』を絶対に組まない事と、『 《熱錬金術師》 がいない青赤は組まない』です。この2つのアーキタイプは苦手な相手が多い割にデッキの形になりやすいので組んで失敗しやすいのでかなり見切りを早くするようにしていました。

初日9-0した2チームの記念写真
mtg-jpより引用
今回は初日一日通して3つのデッキでここがこうだったら…みたいな話もほとんど無く、満足いくデッキが3つ作れました。ちゃんとしたデッキを渡せたのもありやまけん7-1-1、北原君6-2-1、行弘5-3-1と僕以外の二人もしっかり仕事をしてくれたおかげで勝ち星も噛み合って9-0する事ができました。

2日目

2日目も良いプールを引けて、以下の強い3つのデッキを組む事ができました。

北原君のデッキ:裏2枚は 《墓ネズミ》 《神聖な協力》

やまけんのデッキ

行弘のデッキ
赤緑は初日こそ組めませんでしたが、狼シナジーがそこそこある時は青赤より優先的に組むべきアーキタイプで、赤緑が組めると専用パーツだけで組めるので他の2つのアーキタイプが組みやすくなるメリットがあります。

白黒は練習中ではほとんど組まなかったレアアーキタイプだったのですが、今回は青のカードがフライングメインかつ赤緑を組む都合で赤いカードを分配するのが難しく青赤と青黒を組めなかったので消去法で白黒となりました。

実際には白黒はレア頼みでシナジーが薄くあまり強いアーキタイプでは無いという認識だったので組みたくなかったのですが、 《闇の救済》 《ヴォルダーレンの下層民》 《精神壊しの悪魔》 と強力なレアが揃っていたのでレア頼みでもいけるだろうという事で妥協する事にしました。

青白は消去法でできた3番目のデッキで、 《呪文捕らえ》 《実地研究者、タミヨウ》 《老いたる深海鬼》 と青白にしては珍しくレアパワー満載で飛行ビートもできる強力な構成のものが出来上がりました。

結果はやまけん3-2、北原君2-3、行弘3-2のチーム3-2で見事トップ4に進出する事ができました! 今回こそはと挑んで練習したGPでひとまず結果を出せた事に大きな喜びを感じるのもつかの間、次はTOP4の試合が始まります。

ドラフトラウンド

ドラフトラウンドの戦略は前持って準備したものは特に無く、急遽開始前に僕が青、やまけんが赤、北原が黒色を中心にピックするという方針だけ立ててドラフトをする事だけを決めました。これはチームの色が分かる事で2パック目に引いたレアをカットするかどうかの判断をしやすくなる、という効果があるためです。やまけんは久しぶりにチームドラフトをやるという事でカットは最小限にして、上記の戦略だけ意識するようにしてピックを開始。」

シングルエリミネーション形式一回戦目
1回戦目の相手はHareryuyaPros原根君を含んだ新進気鋭の原根君/松本さん/平見さんのチーム「勉強になったでしょ?」。

僕は予定どおり青軸でピックし、デッキは青黒に。1パック目で流したカードと2パック目から流れて来たカードから下家の平見君は赤をやっていると予想。1パック目で青のトップコモンである 《巧妙なスカーブ》 が僕のパックから一周してきたことから、青が僕だけか下家の平見君がやっているだけの可能性があったので青赤と予想して3パック目はほとんど青と赤のカードをカットして終了。

出来上がった各プレイヤーのデッキリストは公式カバレージのこちらから。

僕のデッキはそこそこまとまった青黒で点数で言えば70点くらい。スペルが弱いのだけが若干気になりますがクリーチャーの質は十分です。

僕の対戦相手は普段ドラフトでよく遊んでいる原根君。ゲームは原根君の赤黒バンパイアが綺麗に回り、僕がぎこちない動きをしている間に良い所を全く出せずに0-2。

僕が早く負けたのでやまけんの試合を見に行くと丁度やまけんが勝ってチーム1-1。最終戦北原君と松本さんの試合は丁度佳境。両者のチームが綿密な相談をしながらゲームを進める総力戦になりましたが、壮絶なダメージレースを制してなんとか北原君が勝ってくれて2-1でチーム勝利。なんとか決勝に駒を進める事ができました。

決勝の相手は松本友樹さん/市川ユウキさん/瀧村和幸さんのチーム「The Sun」。

全員プロレベルを持ったプレイヤーであり、間違いなく苦戦が予想される相手です。

最強の相手と認めつつも、こちらも決して引けを取らない面子が揃っている自信はあります。ほぼ全員が面識がある状態だけに、なごやかなムードでドラフト開始。

僕は相変わらず青軸でピックしていき、対面の僕の対戦相手の松本さんが好きな緑をやる読みで緑に効果的な飛行クリーチャーを多めにピックして青緑のビートダウンデッキが完成。

出来上がった各プレイヤーのデッキリストは公式カバレージのこちらから。

実際に試合を始めてみると案の定松本さんは緑白で地上クリーチャーが多い構成だったので飛行ビートが上手く決まり2-1で勝利。

僕が勝利すると同時に今度はやまけんが瀧村さんに敗北してチーム1-1。また北原君のゲームを全員で見守るという展開になりました。

今度は北原君がマリガンし、土地1でキープするという苦しい展開で、上手く土地が引けずに敗北。チーム1-2で準優勝という結果でGP京都は幕を下ろしました。

終わりに

正直優勝は本当にしたかったですが、ドラフトに関してはプロツアー後にほとんど練習できずにかなり間隔が鈍っていたので敗北してしまったものの悔しさはそこまでありませんでした。負けた時に本当に悔しい!と思える程練習しないと駄目ですね。

やはり練習量がものをいうゲームだと最後の最後に痛感したので、次回はドラフトラウンドまで視野にいれて練習するべきだと思いました。練習大事。

僕自身たくさん練習しても勝てないのがチームリミテッドなので、準優勝という好成績まで一緒に頑張ってくれたやまけんと北原君には本当に感謝してるし、改めて最高のチームだと確信しました。二人に不都合が無ければまたチームリミテッドの大会は是非このチームで出たいと僕は思います。

今回はPTTOP8で続いてGPも準優勝とここ2年間続いた不調の流れが嘘のような好調なのでこのままこの流れを維持してPTホノルルでも良い成績が残せるように頑張りますので引き続き応援していただけますと幸いです。

それでは次回のレポート記事でお会いしましょう!それでは!
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