革命ファイナルカップ 関東エリア代表戦決定戦

第6回戦:​スザク vs. あべけん

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白熱した試合が続く、革命ファイナルカップ関東エリア代表決定戦。
 
ここでは引き続き、全勝で予選ラウンドを駆け続ける二人のマッチをお届けしよう。
 
ひとりはスザク。

デュエマに初めて触れてから10年との事だが、日本一を志したのは2012年からだと言う。

しかしその年のエリア代表決定戦でいきなり準優勝という成果を成し遂げた男だ。
 
対峙するもうひとりの名はあべけん。
 
フィーチャーに呼ばれて早々にげんなりした表情をしているのが印象的だが、その理由は、どうやら「フィーチャーマッチで戦うと一向に勝てない」というジンクスにあるようだ。
 
あべけん「この世の終わりだ。ここで呼ばれるなんて」
 
大げさな表現が目立つ彼だが、ここまで全勝している事も事実だ。

むしろ、ここで勝つことができたのならその確証もないジンクスも取っ払えるのではないか。

男の見せ所として頑張ってもらいたいところだが、果たして・・・
  
手番を決めるじゃんけんを経て、先攻はあべけん。
 
あべけんは 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 、スザクは 《刀の3号 カツえもん剣》 のマナチャージからゲームが開始される。
 
第2ターン、あべけんは 《終断α ドルーター》 を召喚し、その能力により 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を捨て、2枚ドロー。そのままターンを返す。
 
スザクもそれに応えるように 《冒険妖精ポレゴン》 をチャージし、 《風の1号 ハムカツマン剣》 を召喚、攻撃を仕掛ける。それと同時に行われる革命チェンジで出てきたのは 《二族 ンババ》
 
マナ加速により、先手と後手を入れ替えつつ、ターンエンド。
 
ターン終了の宣言を静かに受け取った様子から、あべけんの手札に「侵略ZERO」のカードはないようだ。
 
そしてあべけんのターン。

カードを引くなり、表情が一気に険しくなる。どうやら手札が多色尽くしのようで、このターン使う予定だったと思われる 《リロード・チャージャー》 をマナに置くのみでターンを終了。
 
ゲームの流れが完全にスザクに傾いても、落ち着いた様子でゲームを進めていく。

このターン、マナチャージするカードからじっくり考えるが、やがてプランが固まると 《風の1号 ハムカツマン剣》 を召喚。横の 《二族 ンババ》 を攻撃に向かわせ、革命チェンジを宣言。
現れたのは…。
時の法皇 ミラダンテXII
ファイナル革命であべけんの召喚を制限しつつ、能力によるドローで次なる一手を探す。そのうえで、T・ブレイカ―があべけんに襲い掛かる。
 
ここまでの流れでおおかた決着はついた、と思うだろう。
 
しかし、このあべけんはただのプレイヤーではない。

自身は認めていなかったとしても、周りには強いと認められていて、実際に3回もの日本一決定戦を経験する関東古参勢のひとりなのだ。
 
彼は自身の運がないと認めている一方で、運以外の要素をひたすら鍛えていた。

そんな彼に運が噛み合えばどうなるのか、筆者はあらためて直面することとなる。
 
ブレイクされたあべけんのシールドから出てきたのは、 《ボルメテウス・ホワイト・フレア》

火力モードで後続として控える 《風の1号 ハムカツマン剣》 を焼き払う。
 
そして、2枚目のシールドからはこの状況では最良のS・トリガー、 《熱血龍 バトクロス・バトル》 が!
熱血龍 バトクロス・バトル
《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》 の封印を外し、「スレイヤー」能力を得る事で 《時の法皇 ミラダンテXII》 を迎撃する。
  
スザクの盤面を空にして自ターンを迎えたあべけん。

このターン、「ファイナル革命」によって召喚は制限されているが、あべけんは力強く 《リロード・チャージャー》 をマナチャージし、手札からさらなる 《リロード・チャージャー》 を放つ。この効果によって捨てられたのは 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》
 
次のターン 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 を召喚すると言わんばかりのプレイングで、ターンを返す。
 
続いてスザクのターン。大きくゲームが傾いても取り乱す様子はなく、入念にプランを練る。
 
長考の結果、スザクの手札から現れたのは 《勇者の1号 ハムカツマン蒼》

デッキトップに 《刀の3号 カツえもん剣》 を置き、スザクは次のターン、確実に決めに行く体勢を整える。
 
追い詰められたとはいえ、無事に1ターンが戻ってきたあべけん。

相手の構えから自分に次のターンが来ない事を悟ったあべけんは、 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 の召喚から、多色マナ武装で 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を墓地から復活。

そしてプレイヤーへの攻撃宣言からの革命チェンジにより、 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を出していく。ファイナル革命で呼び出されるのはもちろん、たったいま手札に戻ってきた《Mの悪魔龍リンネビーナス》。

墓地からさらに《終断α ドルータ―》が現れ、全員スピードアタッカーとなって、総攻撃に加勢する。
 
このあべけんの決死の突撃に対し、スザクのシールドには回答となるカードがないのだった。
 
 あべけん WIN!!
  
あべけん「リロード・チャージャーが手札に3枚もあって、死ぬかと思った」
 
九死に一生を得る経験をしたかのように、喜びをありのままに体現するあべけん。

物静かな印象の彼が、テーブルに手札を叩き付ける様子は、とても熱を感じられた。
 
やがて落着きを取り戻し、握手で互いに健闘を讃えると感想戦が始まる。
 
そこで、2人に今回のデッキを握った経緯を聞いてみた。
 
スザクは、ガチンコ1で入賞した時のように、自分のスタンスにあったデッキをチョイスしたという。

偶然なのか、その時にも 《無頼勇騎タイガ》 が採用されていたと、控えめに話す。

一貫性のあるそのスタイルは、この後勝たなくてはならなくなった、予選最終戦でも恩恵をもたらす事だろう。
 
一方、あべけんは前年度のエリア代表決定戦で準優勝を果たしたiwataから託されたデッキを握ったという。

今回のエリア代表決定戦に出れなくなったというiwataの遺志を引き継ぎ、4度目となる日本一決定戦への出場権を手にすることはできるのだろうか。
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