革命ファイナルカップ 中国・四国エリア代表戦決定戦

Round 1:無尽蔵のサブウエポン vs. みかん

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ついに始まった『革命ファイナルカップ』エリア予選。

そして、ついに始まった『革命ファイナル』限定構築環境。通称、Revf環境。

このRevf環境、2種類のカードを使うか否かが、環境開始直前の現時点での最大の話題となっていた。

その2種類のカードとは 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 《百族の長 プチョヘンザ》 だ。

リソースを失わず、スピード・アタッカーで最速の革命チェンジを実現する 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》

ファイナル革命発動による全体除去とタップイン強制による圧倒的な防御力を実現する 《百族の長 プチョヘンザ》

攻めと守り。革命チェンジという強力な能力を軸にふたつに分かれたどちらかを使うのが環境の正解である、これが環境最初の状況だ。昨年のエリア予選が侵略という能力に支配されていたように、この環境は革命チェンジという能力に支配されていると言っても過言ではないだろう。侵略軍に侵略されていた限定構築環境が文字通り革命軍にチェンジだ。

そう、この環境は革命チェンジに支配されている。

冒頭で、2種類のカードのどちらか、といったが、どちらを使うにしても問答無用に使用される革命チェンジ持ちのカードがある。

それが 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 だ。

殿堂環境すら支配する圧倒的なカードパワーを持ったこのカードを使用しない選択肢は存在せず、踏まえて、まわりにどのようなカードを使うべきか。この環境のデッキはほとんどその前提で構築されている。

《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 による最速4ターン目 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 の火闇自然バスターか、相手の 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 の攻撃を光のSトリガー持ちドラゴンでいなし、 《百族の長 プチョヘンザ》 で後続を断つ火光自然バスターか。

だが、多くの場合、メタゲームは緩やかに三角形になる。

会場を見る限り、多くのプレイヤーが考えたのは、「両方のカードを使う戦略」、つまりは両者のいいところを併せ持つ戦略だった。

それが今環境のカードパワーのマックス、5色バスターである。デッキの構造上、レインボーカードが多くなりすぎてしまうというデメリットを 《裏切りの魔狼月下城》 《獅子王の遺跡》 といったレインボーカードを必要とするマナ武装を採用することで更なるデッキパワーの底上げに利用するアーキタイプだ。

そのデッキを持ち込み、1回戦目にフィーチャーされたのが、みかんである。

対するのは、無尽蔵のサブウエポン。

最近ではプレミアイベントのサイドイベントでシャドーアートの展示なども行う多彩さをみせるサブウエポンだが、彼の手の器用さは文字通りの「サブウエポン」。かつて、四国大会3連覇を果たし、伝説のDMGP-1stでもトップ4に入賞するなど「四国最強」の名をほしいままにするプレイヤーだ。

そんなサブウエポンの選択は「どちらも使用しない」。果たしてどのようなメインウエポンを用意してきたのか。

ということで、そんなふたりの対決をお届けしよう。

試合開始前、みかんが禁断に封印を置く。

じゃんけんで先攻のみかんは、1ターン目に 《蒼龍の大地》 をタップでマナチャージ。対するサブウエポンは少考の末に 《刀の3号 カツえもん剣》 をマナチャージする。

ここでみかんが 《ダーク・ライフ》 をマナチャージした返しのターン、サブウエポンは 《風の1号 ハムカツマン剣》 を召喚!そして、即革命チェンジで 《刀の3号 カツえもん剣》 に!そうモブウエポンが導き出した環境の回答とはさらに速くする、だったのだ!

みかんは 《爆砕面 ジョニーウォーカー》 でマナ加速。まだトップスピードには1ターン足らない。だが、ここでサブウエポンも1ターン動きを止め、マナチャージ無しで 《冒険妖精ポレゴン》 《無頼勇騎タイガ》 を召喚してターンをかえす。

しかし、このマナチャージせずに溜め込んだ手札を、みかんが4枚目のレインボーマナチャージでマナ武装を達成した 《裏切りの魔狼月下城》 が根こそぎ刈り取る!手札がゼロになったサブウエポンは、トップデックした 《二族 ンババ》 《風の1号 ハムカツマン剣》 から革命チェンジしてターンエンド。
《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 を召喚したみかんは墓地から 《爆砕面 ジョニーウォーカー》 を出し、能力で 《冒険妖精ポレゴン》 を破壊。さらにマナ武装でスピード・アタッカーとなった 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 《二族 ンババ》 へとアタックする。

このアタック直後にみかんが悩んだということで、手札に革命チェンジを持っているだろうと推測したサブウエポン。自身のターンの猶予の少なさを考えつつドローしたであろうモブだが、ここで引いたのは 《二族 ンババ》 を破壊され革命チェンジのチャンスをまさに今失った 《時の法皇 ミラダンテXII》 。これをマナチャージしてターンをかえす。

みかんは、デッキのキモである 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を召喚するが、封印を2枚落とした現状でも墓地に回収できるクリーチャーが 《爆砕面 ジョニーウォーカー》 しかなく、アタックせずにターンを終了。そう、この状況でアタックしないということは……みかんは 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を手札に持っていない。

この隙に 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 で一気に勝負を決めたいサブウエポンだが、ここで引いてきたドローは 《二族 ンババ》 。革命チェンジの裏目があるだけにこれをプレイするが能力でマナゾーンに送り込まれたカードは喉から手が出るほど欲しかった 《次元の霊峰》 。思わずため息をついてターンを返す。

しかし、みかんも 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を引けない。頼みの 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 は、能力と封印含めても 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を墓地には落とさず、残るマナで 《爆砕面 ジョニーウォーカー》 をプレイし 《無頼勇騎タイガ》 を破壊、わずかでも生き残るターンを稼いでターンを終える。

互いに 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を引けないまま、ゲームが進む。だが、ここでカードをドローしたサブウエポンは息を飲む。
バトルゾーンに出したのは、 《ゴーゴー・ジゴッチ》 !そして、その能力で手札に加えられたのは天下の 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 !!

みかんの残りシールドは3枚。 《二族 ンババ》 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 に革命チェンジし、ファイナル革命発動で 《刀の3号 カツえもん剣》 をバトルゾーンに出し、能力で 《ゴーゴー・ジゴッチ》 をスピード・アタッカーへ。

1枚目のトリガーで 《青寂の精霊龍 カーネル》 が出て、1打点を止めることには成功するが、残る2打点を止めることはできなかった。

試合終了後に、みかんが残る封印を確認すると、そこには 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 が。

みかん 「封印、落とす場所違えば勝ててたー!!」

Winner:無尽蔵のサブウエポン

サブウエポン 「今朝、最後の1枚を悩んだ結果、 《ゴーゴー・ジゴッチ》 を入れたんですけど、助けられましたね!」

四国最強の男の、新たな伝説がここからはじまるのか。
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