革命ファイナルカップ 中部エリア代表戦決定戦

決勝ラウンド第2回戦:うつなひと VS つくよみ

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どんな戦いも、終わりは必ずある。
 
大会開始前、筆者と話す機会があったうつなひとはこう言った。
 
「この大会が(参加者として)最後になると思う。ジャッジとしてはまだまだやりたいんだけど。」
 
過去に行われた「ギャラクシーマスター」や、「ビクトリー1」といった全国大会エリア代表決定戦でも入賞経験があり、今では認定ジャッジの資格も携え、グランプリではジャッジ参加の経験もあり、プレイヤーとしても運営側として最前線で活躍するうつなひと。
 
しかしながら、男の性かはたまた境遇か、彼は非常にストイックで、自身が今まで出してきた成績には納得がいっていなかった。
 
思えば彼のコミュニティは、今はプロプレイヤーとして変わらずTCGに熱意を注ぐJ-SPEEDや、「カードショップWinners」オーナーとして、デュエマを盛り上げるパタ(いっせー)と共にあった。
 
未だ自身の成績に納得がいっていないうつなひとは自身を「無冠の帝王」と嘲った。
 
そして今その人は、そんな自分を払拭するかのように、決勝トーナメントに立っている。予選全勝、Bブロック1位通過の戦績を持って。 
 
対する対戦相手は、GP2ndで3位の成績を収め、エリア代表決定戦決勝トーナメントからの参加を認められた数少ないプレイヤー、つくよみだ。
 
彼もまた、ザクピ考案の【ドルマゲドンバスター】を手に、決勝トーナメント緒戦を勝ち上がってきた。
 
かたや予選を1位通過した自称「無冠の帝王」 うつなひと。かたやGP2ndにて2000人もの大会で3位で収めた、つくよみ
 
革命ファイナルエリア代表決定戦中部大会は終盤へと差しかかった事を告げるかのように、佳境へと突入していく。
 
先攻はつくよみ。
 
序盤からお互いにチャージャー呪文や、マナ加速で静かに立ち上がる運びだったが、うつなひとからは 《裏切りの魔狼月下城》 が、つくよみからは 《解体人形ジェニー》 が交わされる事で、お互いに手札がゼロとなる。
 
だが、うつな人はここまで《師子王の遺跡》も3回もプレイできていたため、マナは14と豊富にあり、つくよみには大きなプレッシャーがかかっている。
 
その後、お互いにゲームを動かすカードを引くことはできず、互いに4ターン程膠着するが、先に動いたのはつくよみ。
Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード
トップデックした 《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》 により、墓地から 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を回収。ゲームの流れを大きく手繰り寄せる。
 
一方でうつなひとは引くカードが未だ振るわず、4枚もの手札を持ちながら、ターンを終了。
 
つくよみのターン、うつなひとの公開領域を確認し、S・トリガーを数えだす。ここまででうつなひとのマナは15になっており、それによる公開情報も揃ってきている。3枚の 《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》 や《Dの革命 ワイルド・サファリ・チャンネル》、 《蒼龍の大地》 《ゴースト・パイレーツ》 《青寂の精霊龍 カーネル》 といった協力なS・トリガーが。
 
そして、つくよみが出したのは 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 。墓地から 《解体人形ジェニー》 を甦らせる事で、うつなひとの 《ゴースト・パイレーツ》 を手札から落とす。
 
そして、長い間沈黙していた“最終禁断”もここで封印がはじめて外され、動き出す。
 
それに引き合うかのようにうつなひとも 《裏切りの魔狼月下城》 を引き込み、つくよみの手札にリセットをかけ、ゲームの均衡を維持する。
 
続くターン、つくよみは少し悩んでから 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を召喚し、封印をはずすとともに、 《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》 でふたたび 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 を回収。盤面の形成を進めていく。
 
うつなひとは続いてふたたびトップデックした《英知と砲撃の宝剣》を唱え、打点となる 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 を押し戻すが、長期戦と化したゲームへの影響は小さい。
 
つくよみはふたたび 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 を召喚、3つ目の封印を外すとともに墓地から 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を復活させる。そしていよいよ攻撃を宣言、 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 へと革命チェンジする事で、ふたたび 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 がバトルゾーンに降り立つ。
 
が、ここの段階で制限時間切れ。ゲームは後攻のプレイヤーのターンまでゲームを続け、その時決着がついていなければ、シールド差で勝敗が決まるサドンデス形式に移行する。
 
しかし、 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 の攻撃により、T・ブレイクは決まっている。つくよみは1枚ずつ、うつなひとのシールドをブレイクしていく。
 
しかし、ここでうつなひとのシールドから現れたのは 《謎帥の艦隊》
謎帥の艦隊
つくよみには3体の 《解体人形ジェニー》 が残るが、これらはすべて 《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》 によって攻撃ができない。結局シールドを3枚ブレイクでターンを終える。

多色マナ武装達成により、つくよみの残るアタッカー3体を手札へ押し返す!!
 
間髪入れず、つくよみがうつなひとに声をかける。
 
つくよみ「どうですか、勝てそうですか」

うつなひと「いやぁ、まだ分からん。ここ(デッキトップ)次第」
 
そしてターンが移ったことで、うつなひとがデッキに手をかける。
 
つくよみ「たのむたのむ、引かないでくれ!!」
 
手を合わせて、思いを隠すことなく声に出すつくよみ。そうなってしまうのもやむを得ない。
 
しかし、ここでうつなひとが引いたのは。
蒼龍の大地
このカードによって登場した 《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》 がつくよみのシールドをQ・ブレイクしていく。
 
途中、 《熱血龍 バトクロス・バトル》 の登場により「禁断爆発」が起きるが、うつな人のデッキは残り2枚。
 
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》 がもたらす終焉が訪れる前に、サドンデス判定によって、うつな人の勝利が決するのであった。
 
うつなひと Win!!
 
つくよみ「どうすればよかったかなあ」
 
試合後、つくよみが一言漏らす。確かに 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》 の禁断爆発まで一直線でゲームを進めていれば、決着はもっと早かったのかもしれない。
 
しかし、それは必ずしもつくよみが勝利するとは限らない。
 
うつなひとがを操る【5Cジョリー・ザ・ジョニー】は受けが強く、2回の除去耐性を持つ 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》 と言えど、倒される恐れがあったのだ。その判断基準が先ほども盤面に大きく影響した 《謎帥の艦隊》 だったが、これが公開領域に確証ができるほど見えていなかったのだ。
 
予選を全勝で突破し、GP3位の強豪も倒し、破竹の勢いで進撃する”無冠の帝王”。

果たして、残り3回の戦いを乗り越えられるのか。
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