週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるグランプリやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていく、というのが本記事の内容となります。
新年あけましておめでとうございます。皆さま年末年始いかがお過ごしでしたか?忙しかったりゆっくり過ごしたりと皆さま様々な過ごし方をなされたかと思いますが、マジックの方は年明けそうそう、新しいエキスパンションである霊気紛争の情報が多数公開され始めました。
そこで今回は公開されているカードが現状のどのアーキタイプに入りうるかをランキングを追いながら考察していこうかと思います。
それでは早速12月28日~1月3日の週間アーキタイプランキングTOP10を見ていきましょう!
スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 650PV(11.56%) 赤緑エネルギー
(↑)2位 521PV(9.27%) 機体ビートダウン
(↑)3位 496PV(8.82%) 霊気地の驚異コンボ
(↑)4位 371PV(6.60%) 奔流の機械巨人コントロール
(↑)5位 325PV(5.78%) 昂揚グッドスタッフ
(↓)6位 319PV(5.68%) 白青ビートダウン
(↑)7位 314PV(5.59%) バーン
(↑)8位 269PV(4.79%) 赤黒ビートダウン
(↓)9位 235PV(4.18%) タコミッドレンジ
(↓)10位 122PV(2.17%) PWコントロール
1位:赤緑エネルギー
SCG Players' Championship Roanoke
[1st] 2016/12/18 |
|
Joe Lossett |
-
20
-
クリーチャー
-
20
-
呪文
-
20
-
土地
-
15
-
サイドボード
今週のランキング1位は先週に引き続き赤緑エネルギーという結果になりました。

1マナ3/4と驚異のマナレシオ
霊気紛争のプレビューで公開されている 《緑地帯の暴れ者》 は1マナで3/4という驚異的なマナレシオを持つクリーチャーでエネルギーを消費するデメリットがありますが、エネルギーを補充する能力もついており、自己完結している能力と言えます。序盤から対戦相手のライフを詰めてそのまま押し切って良し、除去呪文を使わせ一撃必殺コンボを決める布石にするも良しと、とてもマッチしていて赤緑エネルギーで最も輝くクリーチャーとなるのではないでしょうか。
《緑地帯の暴れ者》 は赤緑エネルギーに限らずエネルギーを使うデッキなら高パフォーマンスを発揮するカードなのであらゆるデッキで活躍が期待出来そうです。
3位:霊気池の驚異コンボ
SCG Players' Championship Roanoke
[2nd] 2016/12/18 |
|
Caleb Scherer |
-
15
-
クリーチャー
-
25
-
呪文
-
20
-
土地
-
15
-
サイドボード
毎度おなじみの霊気池の驚異コンボ。今週はランキング3位まで上がっています。

リソースを失わずに盤面とエネルギーを確保する
プレビューによりエネルギー系のカードの続投が決定し、公開された新カードである 《ならず者の精製屋》 の能力は霊気池の驚異コンボデッキの 《霊気池の驚異》 を設置するまでの盤面を止めたい、リソースは失いたくはない、エネルギーが欲しいという3つの要求を全て満たしてくれるため、霊気池の驚異コンボデッキにおいて非常に相性がいいカードです。
1枚で最低でも2~3枚分の効果を発揮する 《ならず者の精製屋》 。霊気池の驚異コンボデッキに与える影響はどの程度のものになるのでしょうか?見た目通り強いカードあることは間違いないので新環境での活躍に期待です。
10位:PWコントロール
SCG Standard IQ Cayce
[5th] 2016/10/23 |
|
Zachary Alexander |
-
0
-
クリーチャー
-
34
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呪文
-
26
-
土地
-
15
-
サイドボード

忠誠度で搭乗!?攻防一体の強力な機体
PWコントロールは環境にある多くの種類のPWを投入しているため、環境屈指のカードパワーを持っており一度有利な盤面になると毎ターン使用可能なPWの能力はそれだけで対戦相手にプレッシャーを与えて追い詰めることができます。しかし有利な盤面を構築する前に押し切られてしまったり、PWを出しても現スタンダードで使用率がとても高い 《密輸人の回転翼機》 等のソーサリータイミングで対処が難しい機体ですぐに処理されたりと課題が多くありました。
新カードである 《キランの真意号》 はその課題をクリアするのにうってつけのカードです。というのもこの機体はPWの忠誠度を減らすことによりクリーチャーとなりPWを守ることができるので、PWを出したターンでもブロッカーを用意することが可能なだけでなく、飛行と警戒に4/4という破格のスペックにより攻撃に転ずることも可能で、盤面を作り上げたあとはこのカードがそのままフィニッシャーとなる点も非常に噛み合っていると言えます。
環境初期に活躍したものの一度は落ち目に入り環境から姿を消していましたが、強力なカードを得たアーキタイプなので今後の活躍に要注目です。
まとめ
公開されているカードだけでもデッキを飛躍的にパワーアップさせうるカードが続々と登場してきました。今後のどのようなカードが登場するのか要注目です。まもなくDig.cards内でもプレビューが始まりますのでそちらも必見です。
以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
今後も毎週木曜日に更新となりますので、よろしくお願いします!それでは来週のランキングでお会いしましょう!