週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるグランプリやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていく、というのが本記事の内容となります。
今回はスタンダードのGPがなかったこともあり、MOのPTQとMOCSで活躍したデッキを追いつつメタゲームの動向を紹介していきます。
それでは早速11月02日~11月08日の週間アーキタイプランキングTOP8を見ていきましょう!
スタンダード週間アーキタイプTOP8
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 5639PV(11.07%) 赤緑エネルギー
(↑)2位 4821PV(9.46%) 霊気地の驚異コンボ
(-)3位 4143PV(8.13%) 機体ビートダウン
(-)4位 3514PV(6.90%) 昂揚グッドスタッフ
(↑)5位 2837PV(5.57%) 白青ビートダウン
(↑)6位 2714PV(5.33%) PWコントロール
(↓)7位 2601PV(5.11%) 奔流の機械巨人コントロール
(↑)8位 2334PV(4.58%) タコミッドレンジ
(↓)9位 2123PV(4.17%) バーン
2位:霊気地の驚異コンボ
Standard PTQ #10207994
[Win:6 Lose:1] 2016/11/05 |
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C_E.L |
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11
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クリーチャー
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27
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呪文
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22
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土地
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15
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サイドボード
霊気地の驚異コンボとは
《霊気池の驚異》
からマナコストを無視して
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
や
《約束された終末、エムラクール》
等の重量級エルドラージをプレイし、勝利を目指すデッキです。
プロツアーでは使用率No.1のアーキタイプでしたが、白青ビートダウンというコンボデッキに強いクロックパーミッション系のデッキの活躍により、最近では活躍の場がめっきりなくなっていました。しかし白青ビートダウンに強い昂揚グッドスタッフがメタゲームの中心にあがってきたことにより、霊気地の驚異コンボへのガードが下がってきました。そして、先週末行われたMOPTQでは霊気地の驚異コンボがTOP8に2人入賞しており見事に優勝、準優勝と好成績を残しています。
霊気地の驚異コンボは環境随一の爆発力を持ち、従来のコンボデッキと比べると構築の幅が広く、柔軟性や対応力に優れているため、メタゲームの状況が定まりガードが下がった時には霊気地の驚異コンボデッキはその爆発力を活かし勝つことが出来るデッキです。今後のスタンダードでも活躍するシーンが見られると思うのでメタゲームの動向に目が離せません。
3位:機体ビートダウン
Standard PTQ #10207994
[Win:6 Lose:1] 2016/11/05 |
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joaoclaudioms |
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20
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クリーチャー
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17
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呪文
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23
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土地
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15
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サイドボード
赤黒や赤白、赤白黒と様々な色の組み合わせがある機体ビートダウンですが、最近の流行は上記のリストのような赤黒の2色で構成された 《無許可の分解》 と 《血の間の僧侶》 のような強力なカードと共に、マッドネスの能力を活かした 《癇しゃく》 や 《稲妻の斧》 が採用されたタイプです。
霊気地の驚異コンボのようなデッキが流行するならば、青のカラーをタッチして 《儀礼的拒否》 を採用することにより耐性を付けることも可能で、機体ビートダウンはメタゲームに合わせてカラーリングを変えたり、構成を変えることであらゆる環境に対応できるほど、構築の幅が広いデッキです。今後も環境に存在するビートダウンデッキとして目が離せないアーキタイプなので対策は必要不可欠と言えそうです。
4位:昂揚グッドスタッフ
Standard PTQ #10207994
[Win:6 Lose:1] 2016/11/05 |
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melancio |
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15
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クリーチャー
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22
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呪文
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23
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土地
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15
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サイドボード
先々週のGPサンティアゴとワルシャワではそれぞれTOP8に4人と6人の合わせて10人も入ったこともあり、先週のMOPTQでは昂揚グッドスタッフに有利な霊気地の驚異コンボデッキの復権により向かい風となる結果でした。しかし、デッキそのものの強さを証明するかのように、MOCSのTOP8には5人入賞しており昂揚グッドスタッフだらけの結果となっています。
霊気地の驚異コンボに干渉する手段が少なく相性の悪い昂揚グッドスタッフですが、環境に存在する他のデッキに対してはおおよそ相性が良く霊気地の驚異コンボが大流行しない限りは現在のメタゲームのトップから落ちることはなさそうです。
5位:青白ビートダウン
Standard PTQ #10207994
[Win:6 Lose:1] 2016/11/05 |
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smefan1 |
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22
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クリーチャー
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14
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呪文
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24
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土地
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15
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サイドボード
プロツアーでの活躍から根強い人気を持っているアーキタイプで昂揚グッドスタッフ以外のデッキにはぼとんど有利が付くアーキタイプです。というのは強力なPWである 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 はコントロールデッキ、相手のターンに動ける 《呪文捕らえ》 、 《大天使アヴァシン》 はコンボデッキに隙を作りませんし、 《反射魔道士》 はビートダウンデッキに対してとても有効なためです。
これだけの強い要素を持った青白ビートダウンは今後のメタゲームから退くことはほぼ考えられないので、しっかりと対策カードや勝てる戦略を組み込んだデッキでスタンダードの大会に臨みましょう。
まとめ
今回は昂揚グッドスタッフがメタの中心に来ると読み切った霊気地の驚異コンボデッキが活躍する展開でした。白青ビートダウンと昂揚グッドスタッフが競い合うメタゲームに赤黒の機体ビートダウンも勢力を伸ばしてきているので今後のメタゲームの進展に要注目です!
以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
今後も毎週木曜日に更新となりますので、よろしくお願いします!それでは来週のランキングでお会いしましょう!