週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるグランプリやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていくというのが本記事の内容となります。
いよいよ明日は新エキスパンションである『破滅の刻』の発売です。
新環境で強いカードや面白いカードはもう見つけましたか?新エキスパンションの発売前は新しいカードを見るだけでワクワクしますね。
今回はそんな新エキスパンションである『破滅の刻』が入ったスタンダードのデッキ達をいち早く紹介していきたいと思います。
それでは早速7月5日~7月11日の週間アーキタイプランキングTOP10を見ていきましょう!
スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 312PV(14.05%) 奔流の機械巨人コントロール
(-)2位 201PV(9.05%) 赤緑エネルギー
(-)3位 201PV(9.05%) 黒緑ビートダウン
(↑)4位 138PV(6.22%) 赤黒ビートダウン
(↓)5位 119PV(5.36%) 機体ビートダウン
(↑)6位 115PV(5.18%) 人間ビートダウン
(↓)7位 107PV(4.82%) 青白ビートダウン
(↑)8位 99PV(4.46%) タコミッドレンジ
(↑)9位 56PV(2.52%) 霊気地の驚異コンボ
(↓)10位 40PV(1.8%) 即席コントロール
1位:奔流の機械巨人コントロール
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3
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クリーチャー
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31
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呪文
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26
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土地
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15
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サイドボード
『相手の行動を妨害しつつアドバンテージを得て徐々に盤面をコントロールする』
奔流の機械巨人コントロールはデッキの大部分を除去呪文と打消し呪文で構成しており、特定のカードに依存したデッキやミッドレンジ系の遅めの展開をしてくるデッキに対して妨害やドロー呪文を伸び伸びとプレイできるため、それらに対して有利が付くアーキタイプです。《王神、ニコル・ボーラス》 という分かりやすいコントロールデッキのフィニッシャーが入ったことにより戦闘を介さずともゲームを決めることが可能になったので 《奔流の機械巨人》 を処理されても明確な勝ち筋が出来たので今後の活躍にも期待です。
また 《奔流の機械巨人》 の能力で墓地からもう一度 《至高の意志》 をプレイする場合、モードをもう一度選びなおせるので妨害呪文を連打した後に墓地に 《奔流の機械巨人》 で今度はドローモードで欲しいカードを探しに行きゲームに蓋をしていくことも可能になっています。
奔流の機械巨人コントロールは他にも 《破滅の刻》 や 《栄光の刻》 などの強力な呪文が沢山増えたので今後の活躍に期待です。
番外編:PWコントロール
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9
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クリーチャー
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25
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呪文
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26
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土地
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15
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サイドボード
『大量の除去呪文でクリーチャーを焼き払え!』
先行でリリースされたマジック・オンラインではさっそく新しいカードをふんだんに使ったデッキが登場しています。大量の除去呪文で対戦相手の序盤の動きを捌きつつ中盤以降は 《ゴブリンの闇住まい》 や 《豪華の王、ゴンティ》 、各種PWでアドバンテージと盤面の両方を制して勝利するデッキです。 《チャンドラの敗北》 は限定的ではありますが赤いクリーチャーを採用しているデッキに対して劇的に効くカードで、1マナという低コストで対戦相手のカードに干渉できるので非常に優秀なサイドカードです。 《夢盗人》 はメインボードで対戦相手がこちらのデッキが除去たっぷりなコントロールデッキだと認識し、除去呪文を大幅に減らしてきたときに劇的に効果をもたらしてくれるカードで生き残れば対戦相手の手札をすぐに削ってくれる上に除去されたとしても永遠が付いているのでアドバンテージを取ることが出来ます。サイドボードには破滅の刻より現れたニューカマー達が沢山入っており、事前に知っているのといないのでは大幅にゲームプランが変わってくるので今後のスタンダードの構築やゲームプランの変化には注意が必要です。
番外編2:赤単エルドラージ
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21
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クリーチャー
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13
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呪文
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26
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土地
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15
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サイドボード
『砂漠が出たことでマナベースが大幅に強化!』
赤単エルドラージは破滅の刻よりでた新しい砂漠・土地カードを使い、エルドラージ呪文と色マナが付いた呪文の両方を安定して供給できるようになったことで大幅に強化されたデッキです。また 《ラムナプの遺跡》 は本体火力としても機能するのでライフを詰めるビートダウンデッキとの相性は抜群です。 1~2マナ圏のクリーチャーは採用されておらず新しく入った 《削剥》 や前環境の強力な除去呪文である 《蓄霊稲妻》 で凌ぎ、中盤以降は 《難題の予見者》 をはじめとする強力なクリーチャーと 《反逆の先導者、チャンドラ》 を叩き付けることで対戦相手に対応を迫り続けるデッキです。土地基盤が強化されたことで表舞台に出てきた赤単エルドラージデッキですが、新環境はまだはじまったばかりでまだまだデッキ構築に進化の余地がありそうです。これからのデッキ構築の変化や進化に要注目です。
まとめ
破滅の刻は小型エキスパンションではありますが、土地基盤や環境を定義する除去呪文が一新されそうなほど強力なものが多いので環境は激変の一途を辿りそうです。
またサイドボードで輝くカードが増えたことで今までになかった新しいサイド後のゲームプランが生まれつつあるので、最新のスタンダードの情報はしっかりと手に入れて大会などでしっかりと対応できるように備えておきましょう!
以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
今後も毎週木曜日に更新となりますので、よろしくお願いします!それでは来週のランキングでお会いしましょう!