週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるGPやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていく、というのが本記事の内容となります。
遂にイニストラードを覆う影が発売され、Dig.cardsのアーキタイプ解説記事もローテーションに対応されました。
今回は、ローテーション後初ランキングという事で、SCG Standard Open Columbusの結果を見つつ、新アーキタイプの特集となります!
それでは早速04月14日~04月19日の週間アーキタイプランキングTOP10見ていきましょう!
・スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 2,528PV(14.81%) 赤黒吸血鬼
(↑)2位 1,923PV(11.27%) 白青人間
(↑)3位 1,705PV(9.99%) 白黒ミッドレンジ
(↓)4位 1,443PV(8.45%) オジュタイミッドレンジ
(↑)5位 1,305PV(7.65%) エルドラージランプ
(↓)6位 1,189PV(6.97%) 赤単エルドラージ
(↑)7位 928PV(5.44%) バントカンパニー
(↓)8位 850PV(4.98%) 緑白ビートダウン
(-)9位 655PV(3.84%) エスパードラゴン
(-)10位 No Entry
2位:白青人間
SCG Standard Open Columbus
[5th] 2016/04/16 |
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Tom Ross |
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32
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クリーチャー
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10
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呪文
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18
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土地
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15
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サイドボード
SCG Standard Open ColumbusTOP8に入賞したこのリストは特にそのぶんまわりを意識した尖ったリストになっていて、なんと1マナ域のクリーチャーが全部で22体も採用されていて、ほぼ1ターン目から連続してクリーチャーをプレイできる構成になっています。
土地が18枚しか採用されていない都合所マナスクリューに陥りがちな構成ですが、 《白蘭の騎士》 でしっかり土地をサーチする事が出来るので、土地を切り詰めながらマナトラブルに陥りにくい、非常に完成度の高いリストになっています。
3位:白黒ミッドレンジ
SCG Standard Open Columbus
[11th] 2016/04/16 |
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Josh Kline |
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20
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クリーチャー
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14
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呪文
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26
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土地
-
15
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サイドボード
エルドラージ型の利点はなんといっても 《変位エルドラージ》 と 《大天使アヴァシン》 の組み合わせを上手く使える事で、裏返ったアヴァシンの全体ダメージをスタックに乗せて 《変位エルドラージ》 の能力を 《大天使アヴァシン》 に使えば、破壊不能の能力を付与し、自軍だけ被害が無い状態を作り出す事ができます。
勿論普通に 《大天使アヴァシン》 の表の能力を使いまわすだけでも強いですし、 《白蘭の騎士》 や 《難題の予見者》 等、 《変位エルドラージ》 のちらつき能力と相性が良いクリーチャーで構成されているので、このデッキの 《変位エルドラージ》 は非常に強力なクリーチャーです。
シナジー重視のエルドラージ型が主流ですが、プロツアー後は環境も固まってくると思うので、コントロール寄りの構成もこれからは出てくると思います。
5位:エルドラージランプ
SCG Standard Open Columbus
[1st] 2016/04/16 |
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Joshua Dickerson |
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12
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クリーチャー
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23
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呪文
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25
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土地
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15
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サイドボード
SCG Standard Open Columbusで勢力的に多かったバントカンパニーや白青人間は全体除去に脆い要素があるので、 《コジレックの帰還》 と 《炎呼び、チャンドラ》 のダブル全体除去を備えたエルドラージランプはメタ的に追い風なのかもしれません。
《世界を壊すもの》 はバントカンパニーには効果が絶大で、新環境になって弱くなった3色のマナベースを土地を追放する事でカラートラブルに陥らせる事ができます。
《大天使アヴァシン》 の飛行対策にもなる 《世界を壊すもの》 は、今後注目のカードとなりそうです。
7位:バントカンパニー
SCG Standard Open Columbus
[2nd] 2016/04/16 |
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Daniel Fournier |
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27
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クリーチャー
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8
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呪文
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25
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土地
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15
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サイドボード
前環境のバントカンパニーと違い、 《薄暮見の徴募兵》 と 《不屈の追跡者》 が加入したバントカンパニーは長期戦に強く、その他のクリーチャーも序盤から終盤までいつ引いても強いクリーチャー群で構成されているため、前環境のアブザンアグロのようなグッドスタッフビートダウンとして王者のアーキタイプとなりそうな予感がします。
果たしてこの王者のアーキタイプ候補はプロツアーでも通用するのか、今週末のプロツアーに注目しましょう!
まとめ
SCG Standard Open Columbusではバントカンパニーが圧倒的最多勢力となり、環境のトップメタに躍り出ました。SCG Standard Open Columbusを優勝したエルドラージランプは全体除去2種を採用しており、ビートダウン環境を上手く捌いての優勝となりました。
以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
来週はプロツアー後のスタンダード特集を更新予定です!
今後も毎週木曜日の更新となりますので、よろしくお願いします!