週刊アーキタイプ人気ランキング

【スタン機体特集】週刊アーキタイプ人気ランキング:3月29日~4月04日集計

C72fb7c5 c690 4f2e 8fc2 eac3fb7bd293

週刊アーキタイプ人気ランキングとは?

毎週のように開催されるグランプリやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。

そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていくというのが本記事の内容となります。

もうすぐ新エキスパンションとなるアモンケットの発売です。公式サイトでも新しいカードが続々と登場し発売前の雰囲気になってきましたね。現在のスタンダードでは機体ビートダウンが最も勝っているアーキタイプだと言えますが、次の環境では一体どういったデッキが王者と成り得るのか?きっと環境の王者となるまでに色々な構築や経緯があるのだと思います。

今週は新しい環境でも王者たるデッキを完成or見つけるためにも現環境の王者とも言われる機体ビートダウンがどのような経緯を辿って現在のリストに落ち着いていったのか特集していきたいと思います。

それでは早速3月29日~4月04日の週間アーキタイプランキングTOP10を見ていきましょう!

スタンダード週間アーキタイプTOP10

PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下

)1位    423PV(10.34%)      機体ビートダウン
)2位    406PV(9.93%)       黒緑ビートダウン
)3位    365PV(8.92%)       赤緑エネルギー
)4位     351PV(8.58%)    霊気地の驚異コンボ
)5位     260PV(6.36%)    サヒーリコンボ
)6位     250PV(6.11%)    即席コントロール
)7位     239PV(5.84%)      奔流の機械巨人コントロール
)8位     237PV(5.79%)    赤黒ビートダウン
)9位     169PV(4.13%)    青白ビートダウン
)10位   123PV(3.01%)      タコミッドレンジ

1位:機体ビートダウン

『最新の機体ビートダウン

最初期のリストでは採用されていなかったカード
現環境の王者である機体ビートダウンの現在のリストは 《大天使アヴァシン》 《歩行バリスタ》 を搭載し、サヒーリコンボやミラーマッチに強い構成をとっていますがこのリストに到達するまでには長い機体ビートダウンの歴史がありました。

プロツアー霊気紛争で登場した最初期の機体ビートダウン

Aethersphere Harvester / 霊気圏の収集艇
圧倒的防御力と絆魂によるライフレースでの優位
霊気紛争がでてから登場した機体ビートダウンが活躍を見せたのはプロツアー霊気紛争でした。禁止改訂により 《密輸人の回転翼機》 が禁止となりデッキの安定性が著しく下がったことで機体ビートダウンの存続は危ぶまれていました。実際にプロツアー霊気紛争の直前の大規模大会であるSCGでは黒緑ビートダウンサヒーリコンボが大活躍し機体ビートダウンはその姿はほとんど見ることはなくなっていました。多くのプレイヤーが次のプロツアーではこの二つのデッキのどちらかが勝つだろうと予想していました。

しかしプロツアー霊気紛争では新しく登場した 《キランの真意号》 《霊気圏の収集艇》 を採用することで以前の 《密輸人の回転翼機》 があった頃よりは安定性は下がったものの十分な強さを維持することができていました。また環境の中心となっていたサヒーリコンボに有利が付くということで世界中のプロプレイヤー達の多くがこのデッキに注目し使用しました。そして前評判では全く話に出てこなかった機体ビートダウンはプロツアーの蓋を開けると参加者425人中95人と使用率22.4%という驚異的な数字を出し、プロプレイヤー達が練習や調整を経て機体ビートダウンが強いという結論へ至ったことを証明するものとなっていました。

GPユトレヒト優勝の機体ビートダウン 《歩行バリスタ》 機体ビートダウン

Veteran Motorist / 経験豊富な操縦者 Walking Ballista / 歩行バリスタ
操縦者からバリスタへ。安定力はどっちが高い?
機体ビートダウンGPユトレヒトでも人気のアーキタイプとなっておりTOP16人中9人ものプレイヤーが入賞を果たしていました。そして優勝したリストには通常 《経験豊富な操縦者》 が採用されているスペースに 《歩行バリスタ》 が採用されており機体ビートダウンは更なる進化を遂げていました。 《経験豊富な操縦者》 は占術2をすることで安定力を高めていますが、 《歩行バリスタ》 《産業の塔》 《無許可の分解》 との相性が良くデッキの内容もほぼ白単で組むことが可能となっています。どちらもメリットとデメリットが存在してはいましたが、この頃のメタゲームでは環境の無視できないコンボデッキであるサヒーリコンボに対して強い 《歩行バリスタ》 に軍配が上がりました。

『メタゲームを生き残るためのサイドプランを変える機体ビートダウン

Oath of Liliana / リリアナの誓い Nahiri, the Harbinger / 先駆ける者、ナヒリ
サイドボード後の大量入れ替えによるコントロールプラン
先程紹介したGPユトレヒト優勝のリストが出てから機体ビートダウンのサイドボーディングは劇的に変化しました。それはサイドボードを大量に入れ替えることにより完全にビートダウンからコントロール寄りのデッキにシフトすることです。こういったサイドプランをとることにより対戦相手がサイドインしてくるであろう除去呪文や 《グレムリン解放》 などの機体に効果的なカードを逆手に取り除去呪文などが効かない強力なPWを叩き付けて勝利することが可能となっています。
Archangel Avacyn / 大天使アヴァシン
最後に勝つのは汎用性+カードパワー
そして環境終盤、日本国内で行われたGP静岡で勝利を手にしたのは 《大天使アヴァシン》 を採用した機体ビートダウンでした。GP静岡ではトップ8に6人も機体ビートダウンの使用者が入賞しており、どのリストにも 《大天使アヴァシン》 が2枚以上採用されていました。さらに 《歩行バリスタ》 を採用したタイプの機体でありデッキがほぼ白一色で構成されているため序盤から終盤まで色事故をできるだけ抑えています。環境が煮詰まりサイドボーディングや各デッキの内容が周知されていたからこそ、対戦相手にどのようなサイドプランや構築をされてもあらゆる状況で汎用性が高く単純なカードパワー高い 《大天使アヴァシン》 が強く、事故率を出来るだけ低くしようと試みた構築が最後に勝利したと言えるでしょう。

『一風変わった機体ビートダウン

Grasp of Darkness / 闇の掌握 Yahenni, Undying Partisan / 不死の援護者、ヤヘンニ
メタゲームに合わせたカード達
上記の前者のリストでは通常の白黒赤のマルドゥカラーの機体ビートダウンではなく白黒の2色で構成されており、マナフラッドに強い 《乱脈な気孔》 がフルで投入されています。また 《大天使アヴァシン》 《キランの真意号》 を難なく倒すことが出来る 《闇の掌握》 も採用されており対機体ビートダウンにおいて有利に立ち回ることが出来るだけでなく、マナベースも安定性を増しています。

後者のリストは 《不死の援護者、ヤヘンニ》 が採用されており、トークンを生み出す 《スラムの巧技》 《ピア・ナラー》 といった相性の良い面で攻めるカードが沢山入っており対戦相手は対処に困ることでしょう。また 《闇の掌握》 を搭載しているデッキが減っている現在の環境ではほぼ対処されない不死のクリーチャーと言っても過言ではなく、サイズや能力を見てもポテンシャルの高いクリーチャーなので使用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は現環境の王者である機体ビートダウンの誕生からその進化を紹介していきました。メタゲームや環境理解が進むに連れて多種多様に変化する機体ビートダウンの進化は目を見張るものがあり、勝っているリストからはその時のベストな構築がなされているのが振り返ってみると分かりますね。

新エキスパンションが発売し環境がガラッと変化すると思いますが、こういったプレイヤー達の思考やメタゲームの推移によるデッキの変化は必ず役に立つと思いますので参考にしてみてはいかがでしょうか。

以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!

今後も毎週木曜日に更新となりますので、よろしくお願いします!それでは来週のランキングでお会いしましょう!
連載コラム

ライター
ライターコラム

Page Top