週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるグランプリやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていくというのが本記事の内容となります。
日本で行われるGP静岡までもう1週間と迫ってきています。禁止改訂の日付も静岡前なので今週と来週はスタンダードの動向がいつも以上に気になる所ですよね。今週もバッチリスタンダードの最新情報をチェック!という事で、今週は先週末行われたMOCSとMORPTQの結果を見ながらデッキの紹介をしていきたいと思います。
それでは早速3月01日~3月07日の週間アーキタイプランキングTOP10を見ていきましょう!
スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(↑)1位 902PV(10.72%) 奔流の機械巨人コントロール
(↓)2位 794PV(9.43%) 黒緑ビートダウン
(↓)3位 763PV(9.06%) 即席コントロール
(↓)4位 728PV(8.65%) 赤緑エネルギー
(↑)5位 697PV(8.28%) 霊気地の驚異コンボ
(↓)6位 510PV(6.06%) 機体ビートダウン
(-)7位 497PV(5.90%) サヒーリコンボ
(↑)8位 409PV(4.86%) 赤黒ビートダウン
(-)9位 384PV(4.56%) 人間ビートダウン
(↑)10位 379PV(4.50%) 緑白ビートダウン
1位:奔流の機械巨人コントロール
Standard Regional PTQ #10475812
[Win:7 Lose:1] 2017/03/04 |
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kumas |
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7
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クリーチャー
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31
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呪文
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22
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土地
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15
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サイドボード
ランキングをごぼう抜き!?5位から1位へ!! GPユトレヒトでトップ32位に3人入賞した奔流の機械巨人コントロールは 《電招の塔》 を最大限に活かす為に 《霊気との調和》 を採用したティムール型が主流となっており、トップメタの一角に存在するサヒーリコンボに非常に相性がいいため大流行の兆しを見せています。
環境のメタデッキであるサヒーリコンボに対してメインボードではサヒーリコンボ側は 《電招の塔》 に触ることが出来ず、コンボを決めるのが極めて困難な為にゆっくりとしたゲーム展開になるので 《奔流の機械巨人》 まで辿り着くことが容易で、盤面を簡単に掌握する事ができます。
また機体ビートダウンに対しても通常のコントロールと違い、 《電招の塔》 により 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 にプレッシャーをかける事ができるので、十分に戦う事ができるのでメタゲーム的に良い立ち位置にいると言えます。 ティムール電招の塔デッキはサイドボード後に 《電招の塔》 を 《グレムリン解放》 や 《自然廃退》 などで対策されるため、新たな勝ち筋として 《竜使いののけ者》 を採用しています。これによって対戦相手は 《電招の塔》 のような置物だけでなく生物も処理しなければならなくなるので一筋縄ではいかない戦略をとることが出来ます。
ティムール電招の塔デッキは出てきてからわずか数週間でトップメタの位置にまでその勢力を伸ばしつつあり、来週行われる国内GPである静岡でも多くのプレイヤーが使用されることが予想されるのでしっかりと対策や構築の傾向を把握しておきましょう。
5位:霊気池の驚異コンボ
Standard Regional PTQ #10475812
[Win:7 Lose:1] 2017/03/04 |
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rizer |
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8
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クリーチャー
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30
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呪文
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22
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土地
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15
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サイドボード
ランキング上位へ浮上!
《約束された終末、エムラクール》 が禁止になって以来、あまり活躍の場が与えられてこなかった霊気地の驚異コンボですが、メタゲームが進むことにより新しい居場所が生まれています。GP静岡で台風の目となることは出来るのか!?今後の動向と活躍に注目です。
6位:機体ビートダウン
Magic Online World Championship Renton
[1st] 2017/03/05 |
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Josh Utter-Leyton |
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18
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クリーチャー
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19
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呪文
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23
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土地
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15
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サイドボード
Magic Online World Championship Renton
[4th] 2017/03/05 |
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Marcio Carvalho |
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20
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クリーチャー
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16
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呪文
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24
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土地
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15
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サイドボード
ランキングを一つダウン! 機体ビートダウンはランキングは落としていますが、MOCSとMORPTQの両方で好成績を収めており、環境の王者と言うにふさわしいデッキとなっています。
現在のメタゲームで頂点に君臨している機体ビートダウンですが、大きく2種類のデッキパターンがあり、 《歩行バリスタ》 を採用した機体ビートダウンとサヒーリコンボを意識した形と安定性と高いクロックを重視した 《経験豊富な操縦者》 を採用した形があります。どちらの構成もメリットが大きくあるため一概にどちらがいいとは言えませんが、グランプリのような大規模大会ではメタゲームを読み切った戦略は必要不可欠なのでスタンダード情勢を見ながら慎重に選んでいきましょう。
まとめ
今週は機体ビートダウンとサヒーリコンボの2つが多く活躍する結果となりました。そして最近現れた奔流の機械巨人コントロールも徐々に勢力を伸ばしておりトップメタ入り寸前の状態になっています。また 《電招の塔》 を採用した霊気地の驚異コンボが現れたことにより現在のスダンダード環境はも変化の兆しが表れています。3/17~19日に行われる大規模国内グランプリであるGP静岡はどういったメタゲームとなってしまうのか、現在のメタゲームの動向にから目が離せません!以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
今後も毎週木曜日に更新となりますので、よろしくお願いします!それでは来週のランキングでお会いしましょう!