週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるグランプリやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていくというのが本記事の内容となります。
今回は先週末行われたGPユトレヒトの結果に焦点を当てながら活躍中のデッキについて紹介していきたいと思います!
それでは早速2月22日~2月28日の週間アーキタイプランキングTOP10を見ていきましょう!
スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 902PV(10.72%) 黒緑ビートダウン
(↑)2位 794PV(9.43%) 即席コントロール
(↓)3位 763PV(9.06%) 赤緑エネルギー
(-)4位 728PV(8.65%) 機体ビートダウン
(↑)5位 697PV(8.28%) 奔流の機械巨人コントロール
(↓)6位 510PV(6.06%) 霊気地の驚異コンボ
(-)7位 497PV(5.90%) サヒーリコンボ
(↑)8位 409PV(4.86%) タコミッドレンジ
(-)9位 384PV(4.56%) 人間ビートダウン
(↑)10位 379PV(4.50%) 赤黒ビートダウン
1位:緑黒ビートダウン
Grand Prix Utrecht 2017
[4th] 2017/02/26 |
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David Brucker |
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23
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クリーチャー
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14
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呪文
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23
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土地
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15
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サイドボード
不動の一位!GPでも上位に多数入賞!
4位:機体ビートダウン
Grand Prix Utrecht 2017
[1st] 2017/02/26 |
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Samuel Vuillot |
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18
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クリーチャー
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18
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呪文
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24
-
土地
-
15
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サイドボード
GPユトレヒト優勝!強さは本物! 前回MOPTQで見事優勝を果たしたのは 《歩行バリスタ》 を採用した機体ビートダウンでしたが、今回のGPユトレヒトで優勝したのもサヒーリコンボを強く意識した 《歩行バリスタ》 を採用した機体ビートダウンでした。 GPユトレヒトで優勝した機体ビートダウンは緑黒ビートダウンやミラーマッチで相性差に差を付けるために一風変わったサイドボード戦略をとっています。機体ビートダウンは機体と軽いクリーチャーを多数とっているため、アーティファクトを破壊する呪文や軽い除去呪文をサイドボードから採用されると盤面を作れずに負けてしまうことが多々ありました。しかし、今回のサイドボードの構築はそういったプランを逆手に取り相手の除去呪文を極力躱してPWという違う軸で攻めることで対戦相手のゲームプランを崩壊させる構築をしています。GPユトレヒトではこの構築をしたデッキが2人もトップ8に入賞し、完全にデッキの構築で勝利したと言えそうです。
環境が進み構築も煮詰まったと思われた機体ビートダウンですが、このようにまだまだ進化の余地が残されているところを見ると今後も構築の変化やサイドボードプランから目が離せない要注意アーキタイプの一つと言えるので毎週欠かさずリストの変化をチェックしておきましょう。
5位:奔流の機械巨人コントロール
Grand Prix Utrecht 2017
[10th] 2017/02/26 |
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Lucas Florent |
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10
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クリーチャー
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28
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呪文
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22
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土地
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15
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サイドボード
ランキングを一つ上げて5位に! 前回紹介した 《電招の塔》 を主軸にエネルギーを貯めるカードを大量に採用したアーキタイプが流行の兆しを見せています。今回のGPユトレヒトではトップ8に入ることはできませんでしたが、トップ32位に3人と強さを証明しています。
環境のメタデッキであるサヒーリコンボに対して大幅に有利の付くデッキでメインボードではサヒーリコンボ側は 《電招の塔》 に触ることが出来ない上にゆっくりとしたゲーム展開になるので盤面を簡単に掌握され成すすべなく負けてしまいます。また機体ビートダウンに対しても相性は悪くなく 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 も処理できるのでメタゲーム的に良い立ち位置にいると言えます。
ティムール電招の塔デッキはまだでてきたばかりのアーキタイプなので今後の要注目のアーキタイプなのでしっかりと予習しておきましょう。
まとめ
今週も機体ビートダウン、黒緑ビートダウン、サヒーリコンボの3つが互いに牽制し合っているメタゲームでしたが、サイドボードプランで対戦相手のプランを翻弄した機体ビートダウンが優勝するという結果となりました。環境が進み煮詰まってきたからこその構築の変化や奇襲性のあるプランが活かせる環境となっているので今後もスタンダード環境から目が離せません。またティムール電招の塔も活躍し始めているのでこちらの動向にも要注目です。以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
今後も毎週木曜日に更新となりますので、よろしくお願いします!それでは来週のランキングでお会いしましょう!