週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるGPやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていく、というのが本記事の内容となります。
今週はプロツアー地域予選(RPTQ)東京予選のスタンダード特集です!
それでは早速02月17日~02月23日の週間アーキタイプランキングTOP10見ていきましょう!
・スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 2,251PV(18.90%) エルドラージランプ
(-)2位 1,271PV(10.67%) 青赤果敢
(↑)3位 1,031PV(8.66%) エルドラージビートダウン
(↓)4位 940PV(7.89%) 黒赤ビートダウン
(-)5位 778PV(6.53%) マルドゥ
(-)6位 677PV(5.69%) アブザン
(↓)7位 677PV(5.69%) 赤単ビートダウン
(↑)8位 642PV(5.39%) ジェスカイ
(↓)9位 544PV(4.57%) ハスクサクリファイス
(-)10位342PV(2.87%) エスパードラゴン
3位:エルドラージビートダウン
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20
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クリーチャー
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14
-
呪文
-
26
-
土地
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15
-
サイドボード
Yamakawa Hiroakiさんが持ち込んだこのエスパービートダウンもハスクサクリファイスを意識した構築になっています。
《空中生成エルドラージ》 + 《風番いのロック》 は前環境のトークンデッキでも採用されていたコンビですが、ハスクサクリファイスが流行っている現環境では飛行が強いのでより強力になっています。
雑多に強い 《ゲトの裏切り者、カリタス》 や、 《反射魔道士》 もしっかり採用してあり、メタゲームを意識しつつも、カードパワーが担保されている、構成が見事な完成度が高いデッキだと思います。
5位:マルドゥ
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13
-
クリーチャー
-
21
-
呪文
-
26
-
土地
-
15
-
サイドボード
元々マルドゥグリーンは除去が効果的に働かないハスクサクリファイスに対して相性が良く無いのですが、 《先頭に立つもの、アナフェンザ》 と 《ゲトの裏切り者、カリタス》 を採用する事で除去が効果的に働く用に調整してあります。サイドにも 《神聖なる月光》 と 《無限の抹消》 を採用しており、相性差を覆せるような構築を意識していますね。
マルドゥグリーンのもう一つ苦手なアーキタイプであるエルドラージランプに対しては、 《反逆の行動》 をサイドに取っていて、どうやって勝ちに行くのかしっかり考えられており、RPTQの突破こそなりませんでしたが、こちらもTOP8に相応しい完成度の高い見事なデッキですね。
9位:ハスクサクリファイス
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28
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クリーチャー
-
8
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呪文
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24
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土地
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15
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サイドボード
《先頭に立つもの、アナフェンザ》 を採用する事で、メインから同型においてサイドボード後のようなゲームをする事ができ、 《集合した中隊》 から 《反射魔道士》 と一緒に出てくるだけで、あらゆるデッキに打ち勝つ突破力も手に入れています。
サイドボード後は 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 、 《真面目な訪問者、ソリン》 、 《風番いのロック》 と追加し、 《無限の抹消》 や 《神聖なる月光》 に負けないアブザンアグロも顔負けの多角的な攻めを展開する事ができます。
メインコンセプトが強烈なだけに、様々なデッキに対策されつつあるハスクサクリファイスですが、Nakamura Yuuyaさんは負けじとしっかりとハスクサクリファイスのリストをアップデートさせてRPTQを突破しているのは本当にすごいです。
今後はこのように、 《先頭に立つもの、アナフェンザ》 をメインで採用するテクニックが一般的になるかもしれませんね。
番外:グリクシスコントロール
グリクシスコントロール |
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7
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クリーチャー
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26
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呪文
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27
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土地
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15
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サイドボード
ハスクサクリファイスもエルドラージランプも 《虚空の粉砕》 による追放カウンターが強く、決めてを封じ込まれてしまいます。細かいクリーチャーは赤と黒の除去で完封し、リソースは 《時を越えた探索》 で復活と、理論上何にでも戦える構成となっています。
フィニッシャーの 《ゲトの裏切り者、カリタス》 は対ビートダウンではかなり頼りになりますし、 《炎呼び、チャンドラ》 は相手を選ばない優秀なフィニッシャーです。
攻守の切り替えが実に鮮やかなコントロールをくみ上げた松本 友樹さん、実にお見事です。今後はグリクシスコントロールはアーキタイプとして根付いていくと思われますので、リストをしっかりとチェックしておきましょう!
・まとめ
RPTQはハスクサクリファイスと、それに対抗するデッキが勝ち上がり、現環境を象徴する結果となりました。今後も活躍が期待されるグリクシスコントロールは要注意です!以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
来週はスタン・モダン共に更新予定です!
今後も毎週木曜日の更新となりますので、よろしくお願いします!