週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるGPやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていく、というのが本記事の内容となります。
今週はプロツアー地域予選(RPTQ)直前スタンダード予選です!
それでは早速02月10日~02月16日の週間アーキタイプランキングTOP10見ていきましょう!
・スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 3,338PV(18.93%) エルドラージランプ
(NEW)2位 1,965PV(11.14%) 青赤果敢
(NEW)3位 1,584PV(8.98%) 黒赤ビートダウン
(NEW)4位 1,550PV(8.79%) エルドラージビートダウン
(↑)5位 1,149PV(6.52%) マルドゥ
(↓)6位 1,098PV(6.23%) アブザン
(↓)7位 906PV(5.14%) 赤単ビートダウン
(↓)8位 846PV(4.80%) ハスクサクリファイス
(↓)9位 812PV(4.60%) ジェスカイ
(↑)10位442PV(2.51%) エスパードラゴン
1位:エルドラージランプ
Standard MOCS #9370561
[Win:5 Lose:1] 2016/02/13 |
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MSigrist |
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14
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クリーチャー
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21
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呪文
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25
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土地
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15
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サイドボード
エルドラージランプは 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》 や 《精霊龍、ウギン》 等の重量級カードを引きすぎてまなが伸びずに負ける、という負けパターンが存在したのですが、土地兼フィニッシャーとなる 《ニッサの誓い》 を採用する事で、フィニッシャーの枚数を減らしつつ、引きムラ無くフィニッシャーに辿り着ける、安定性を手に入れました。
《森の代言者》 も序盤の守り兼、後半のフィニッシャーとして頼りになる性能ですし、序盤~後半にかけて安定した立ち回りが可能となったエルドラージランプは、名実共にランキング1位として、現スタンダード環境に君臨し続けそうです。
2位:青赤果敢
SCG Standard IQ Columbia
[2nd] 2016/02/13 |
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Caleb Scherer |
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15
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クリーチャー
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24
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呪文
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21
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土地
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15
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サイドボード
ほぼ1~2マナのカードだけでデッキが組まれているので、速攻でゲームを終わらせる事ができる反面、ビートダウンにしてはクリーチャー枚数が12枚~16枚と少なく、クリーチャーを除去され続けると息切れしやすい弱点もあります。
イメージとしてはモダンの感染のようなデッキと想像していただけたら良いかと思います。クリーチャーで高打点を叩き出す、コンボデッキのようなデッキです。
ランキング2位は新しいアーキタイプで注目されているのもあると思いますので、今後のランキングに定着していくかどうか注目していきましょう!
3位:黒赤ビートダウン
SCG Standard IQ Columbia
[3rd] 2016/02/13 |
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Trevor Scheer |
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21
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クリーチャー
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13
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呪文
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26
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土地
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15
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サイドボード
ですが、ハスクサクリファイスやマルドゥグリーンのような、地上クリーチャーが多いデッキが環境に増えてきたため、環境の追い風を得た事で一躍注目が集まっているアーキタイプです。特にハスクサクリファイスに対しては、サイドボードの 《ゲトの裏切り者、カリタス》 も相まって、ハスクサクリファイス殺しとして、メタゲーム上のポジションを確立させています。
とはいえ、最近は 《ゲトの裏切り者、カリタス》 対策として、 《残忍な切断》 を多めに採用していたりと、ハスクサクリファイス側も対策への対策をしてきているため、実は五分くらいの相性差では無いかと僕は感じています。
メタデッキとしてランキングに颯爽と現れた赤黒ドラゴン。果たしてランキングに定着できる地力があるのか、来週以降の順位に注目です!
4位:エルドラージビートダウン
BW Eldrazi Stompy | |
【CARD SHOP蒼猫亭@神戸】ゲートウォッチの誓いゲームデー(2/14(日)13:00~)
[1位/全勝] 2016/02/14 |
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Masaaki Murao |
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22
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クリーチャー
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12
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呪文
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26
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土地
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15
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サイドボード
エルドラージビートダウンを強力にバックアップするのは 《幽霊火の刃》 の存在で、軽量エルドラージすらフィニッシャークラスの性能に変貌させる事ができるため、強烈な攻めを継続させる事ができます。
《難題の予見者》 等の◇マナが必要なカードが多く存在するため、 《コイロスの洞窟》 のようなダメージランドを多く採用しなくてはいけないため、ダメージレースをすると土地からのダメージの差で負けてしまうというリスクはあるものの、それを補う程に 《難題の予見者》 と 《現実を砕くもの》 は強力なので、使用者がじわじわ増えてきています。
強力なエルドラージビートダウンは果たして新環境で生き残れるのか、こちらも注目のアーキタイプです!
5位:マルドゥ
SCG Standard IQ Richardson
[6th] 2016/01/30 |
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Brock Mosley |
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12
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クリーチャー
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22
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呪文
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26
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土地
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15
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サイドボード
先週からランキングも新アーキタイプ以外では唯一ランキングを上げているマルドゥグリーン。今後も間違いなく一線級で活躍するアーキタイプなのは間違いないので、長期戦に縺れ込む前に畳みかけるか、 《骨読み》 や 《ゴブリンの闇住まい》 のような、アドバンテージソースをしっかり打ち消して長期戦でも負けないようにするかマルドゥグリーンの土台で戦わないような対策は怠らないようにしたいですね。
6位:ハスクサクリファイス
Standard MOCS #9370561
[Win:6 Lose:0] 2016/02/13 |
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osiwm |
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28
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クリーチャー
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8
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呪文
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24
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土地
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15
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サイドボード
バウンスクリーチャーで盤面をごまかしながらビートダウンができる勝ち筋を手に入れたハスクサクリファイス。果たして環境の王者となれるのか、RPTQの結果に注目です。
・まとめ
スタンダードはDig.cardsに新しくアーキタイプ解説が登録された青赤果敢、黒赤ビートダウン、エルドラージビートダウンがランキング上位に台頭してきました。今週末開催のプロツアー地域予選(RPTQ)の結果次第でランキングも変動すると思いますので、RPTQの結果は要注目です!
以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
来週はRPTQ後のスタンダードの更新となります!
今後も毎週木曜日の更新となりますので、よろしくお願いします!