週刊アーキタイプ人気ランキングとは?
毎週のように開催されるGPやSCG等の大規模な大会は、各フォーマットのメタゲームに与える影響は少なくありません。逆に言えば、毎週のようにメタゲームは変化すると言えます。そんな変化を追うために、週毎にDig.cards上で注目されているアーキタイプを各フォーマット毎にTOP10でランキングを作成する事で、アーキタイプの流行を追っていく、というのが本記事の内容となります。
今週はモダンはプロツアー・アトラアンタ特集です!
それでは早速02月03日~02月09日の週間アーキタイプランキングTOP10見ていきましょう!
・スタンダード週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 3,740PV(29.37%) エルドラージランプ
(↑)2位 1,230PV(9.66%) 赤単ビートダウン
(↓)3位 1,021PV(8.02%) アブザン
(↓)4位 910PV(7.15%) ジェスカイ
(↑)5位 786PV(6.17%) ハスクサクリファイス
(↓)6位 699PV(5.49%) マルドゥ
(↓)7位 657PV(5.16%) 青黒エルドラージ
(↑)8位 417PV(3.27%) 上陸
(↓)9位 402PV(3.16%) ティムール
(↑)10位366PV(2.87%) 白黒戦士
1位:エルドラージランプ
SCG Standard IQ Cockeysville
[1st] 2016/01/30 |
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Mike McCarrell |
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13
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クリーチャー
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22
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呪文
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25
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土地
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15
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サイドボード
エルドラージランプの最近のトレンドは 《世界を壊すもの》 を4枚採用し、他のエルドラージの枚数を絞った形のようで、徐々にエルドラージランプもリストが固まってきたように感じます。
《難題の予見者》 や 《作り変えるもの》 を採用したバージョンもありますが、マナ加速から重いエルドラージを叩きつける、単純明快な形の方が分かりやすく勝敗を決せる分、相性が良いマッチアップを落としにくくなっています。
今週も2位と圧倒的な差のPVで1位を獲得したエルドラージランプ。新環境でもランキング1位を維持し続けそうです。
2位:赤単ビートダウン
SCG Standard IQ Kingsport
[1st] 2016/01/30 |
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Zack Phillips |
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13
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クリーチャー
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26
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呪文
-
21
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土地
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15
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サイドボード
赤単ビートダウンは 《無謀な奇襲隊》 しか新しいカードは採用されていないのですが、元々高いポテンシャルを持っていた赤単ビートダウンは、この少しの強化だけで、環境トップクラスのデッキパワーを手にしています。
元々横並びになっても 《アタルカの命令》 引けないと何もできない、というのが弱みだったところを 《無謀な奇襲隊》 が採用された事で安定して攻め切る事ができるようになっています。
現在MOでも大流行中の赤単ビートダウン。ランキングの浮上ぶりからみても、対策は必須です!
6位:マルドゥ
SCG Standard IQ Richardson
[6th] 2016/01/30 |
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Brock Mosley |
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12
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クリーチャー
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22
-
呪文
-
26
-
土地
-
15
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サイドボード
《はじける破滅》 、 《包囲サイ》 で攻撃されていないにも関わらずライフがもう10点前後…なんてケースはざらで、更に追い打ちで 《ゴブリンの闇住まい》 から 《はじける破滅》 をプレイされ…と、コントロールデッキながら、ライフへのプレッシャーも相当なものがあり、相手にしていてやりづらい事この上ありません。
重厚なカードパワーを存分に使いたい方にオススメのアーキタイプです。ランキングは前回の5位から6位と少し落としましたが、しばらくはスタンダードで猛威を振るうアーキタイプである事は間違いないでしょう。
・モダン週間アーキタイプTOP10
PV(ページのアクセス数) (%)フォーマット毎のアーキタイプのアクセス割合 (↑↓-New)先週と比較したアーキタイプの順位の上下(-)1位 1,062PV(10.91%) エルドラージビートダウン
(↑)2位 712PV(7.32%) 感染
(↓)3位 654PV(6.72%) バーン
(↑)4位 503PV(5.17%) 親和
(↓)5位 476PV(4.89%) 赤緑ウルザトロン
(↑)6位 383PV(3.94%) ローム
(↓)7位 336PV(3.45%) マーフォーク
(-)8位 284PV(2.92%) ブルームーン
(↑)9位 283PV(2.91%) アブザンジャンク
(↑)10位 280PV(2.88%) ジャンド
1位:エルドラージビートダウン
Pro Tour Oath of the Gatewatch
[3rd] 2016/02/07 |
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Luis Scott-vargas |
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26
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クリーチャー
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10
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呪文
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24
-
土地
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15
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サイドボード
先週の時点でランキング1位の期待されていたアーキタイプであるエルドラージビートダウンはプロツアーでTOP8に6人を排出し、期待通りの活躍を見せました。
チャネル・ファイヤーボールが使った形はほぼ無色だけのカードを採用し、 《ちらつき蛾の生息地》 や 《幽霊街》 等、無色のメリット付きの土地を多めに採用した形でしたが、プロツアーを制したのは同型に有利な青赤型でした。
Pro Tour Oath of the Gatewatch
[1st] 2016/02/07 |
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Jiachen Tao |
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33
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クリーチャー
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3
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呪文
-
24
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土地
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15
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サイドボード
青赤型の特徴は、 《希望を溺れさせるもの》 が使える事です。 《希望を溺れさせるもの》 はトークンが2体場に出るのでチャンプブロッカーとして優秀ですし、タップ能力を使えばダメージレースを制する事もできます。
単体のクリーチャーのサイズが大味ですれ違いのダメージレースになりがちなエルドラージ同型では非常に強力な 《希望を溺れさせるもの》 を採用した青赤型と、安定の無色型、果たして今後はどちらのエルドラージビートダウンが定着していくのでしょうか。今後のデッキリストの動きから目が離せませんね!
2位:感染
Pro Tour Oath of the Gatewatch
[7 wins] 2016/02/07 |
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Nikolaus Eigner |
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14
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クリーチャー
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26
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呪文
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20
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土地
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15
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サイドボード
プロツアーでも勢力を2番手タイと大きく伸ばしましたが、最高が10戦中7勝までと伸び悩んでしまいました。 《呪文滑り》 や 《幽霊街》 、 《四肢切断》 等感染が苦手とするカードをエルドラージビートダウンが大量に採用していたのが敗因かもしれませんね。
とはいえ今度はエルドラージビートダウンが対策される番です。少しでも対策が緩めばまたいつでも復活できるポテンシャルがあるデッキなので、除去が少ないデッキを使う時はサイドで対策するなりしておきたい所です。
3位:バーン
Pro Tour Oath of the Gatewatch
[8 wins] 2016/02/07 |
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Casatti |
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18
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クリーチャー
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22
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呪文
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20
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土地
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15
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サイドボード
ですが、今回は分かりやすくバーンは注目されていたアーキタイプだったので、対策がきつかったのか母数に対していまいち勝ちきれなかったようで、7勝以上は3人だけと、負け組だったといえそうです。
速度勝負で分の悪いエルドラージビートダウンですが、対策としてサイドボードに 《罠の橋》 が使えるアーキタイプであるバーンは、エルドラージビートダウンを乗り越える事ができる可能性は十二分にあるので、対エルドラージビートダウンメタデッキとして今後はポジションを確立できるかもしれません。
・まとめ
スタンダードは赤単ビートダウンが2位へ浮上と、赤単ビートダウン流行の兆しを見せています。モダンはプロツアーでエルドラージビートダウンが大勝した事もあり、しばらくはエルドラージビートダウンを中心にメタゲームが進むことになりそうです。
以上、週間アーキタイプ人気ランキングでした!
来週はスタンダード中心の更新となります!
今後も毎週木曜日の更新となりますので、よろしくお願いします!