モダンとは?
こんにちは!加茂です!今回から日頃のMOリーグのレポートを書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。
さて、最近は目下RPTQでの権利獲得を目指してモダンのリーグに延々とチャレンジしています。その中で分かった僕なりのモダンというフォーマットについて軽く説明したいと思います。
まずモダンというフォーマットは自分のやりたいことをやる押し付ける側のゲームプランをとった方が多くの利点があるフォーマットです。というのはモダン環境は多くの種類と尖ったデッキが存在し、対応する側の受けきれる許容を大きく上回っているためです。
理論上3キル、安定4キルを狙ってくるデッキや通常の勝ち手段に頼らないコンボデッキ、特定のデッキを機能不全にする 《血染めの月》 や 《虚空の杯》 のようなカードをメインから使うデッキ達を受けきるのはとても厳しいです。
そこでモダンで勝てるデッキを精査していくと最低条件として
1.対応するデッキではなく押し付ける側のデッキ。
2.理論上3キルが出来るくらい速くて不利な相手にも勝算の持てるデッキ。
3.能動的に3T目には相手を半ロック状態にできるデッキ。
という3つの条件が重要となります。もちろんキープ基準や安定性や相手に対応のされやすさなども考慮しますが、特に1と2は絶対に外せないなという結論に至りました。
それで、それらの条件を満たす候補としてSCZ、ドレッジ、バーン、親和の4つが上がったわけですが、親和とバーンはメジャーなアーキタイプなだけあって他のプレイヤーの攻略が既に進んでいることもあってデッキを回してもリターンが少なさそうな点を加味して除外。 これでドレッジとSCZの2択になったわけですが、SCZのような一撃必殺コンボを搭載してるデッキが好きなことと前評判でプレイングが難しいと聞いていたので、やるならやりがいがある方がいいかなぁと思ってSCZを選択しました。条件を満たしたデッキの中からは好みでいいかなと思います。
それでは、早速SCZを使用したリーグの日々の結果をお送りしたいと思います。
11月9日 モダンリーグ2回分 3-2 4-1
使用デッキ:スーパークレイジーズー(SCZ)
Grand Prix Lille 2016
[2nd] 2016/08/28 |
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Thomas Hendrik |
-
19
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クリーチャー
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24
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呪文
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17
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土地
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15
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サイドボード
戦績
対戦相手のデッキ |
感染 |
感染 |
SCZ |
トロン |
バーン |
成績 |
先手 ×× |
後手 ×○× |
後手 ×○○ |
先手 ○○ |
先手 ○○ |
対戦相手のデッキ |
バーン |
suicide bloo |
親和 |
アブザンカンパニー |
ブルームーン |
成績 |
先手 ○×○ |
先手 ○○ |
後手 ×× |
先手 ○×○ |
後手 ○×○ |
反省や感想
メインボード
今回はバーン、感染のような序盤戦に重きを置いたオールイン系のデッキとのマッチアップが多かったです。こういったオールイン系マッチアップはやはり先手後手の影響が大きく先手を取ったゲームはほとんどメインをとることが出来るが逆も然りでゲームの特性なのでこれはもう受け入れるしかありません。 感染は最近増えてきているアーキタイプの一つでカラデシュから新しく入った 《顕在的防御》 がその要因の一つとなっています。サイド後は出来る限り相手に対応できるカードを詰め込みたいですが、メインボードはこちらの 《強大化》 や 《ティムールの激闘》 への妨害としても使える相手の 《巨森の蔦》 に気を付けながらさっさとゲームを終わらせるしかないようです。トロン戦、土地回り系のコンボはこちらの方が速く相手の妨害手段が乏しいため、非常に有利なマッチアップです。
2T目にライフ12で 《死の影》 をプレイした返しでとんでもないミスプレイに気づかされたので反省。( 《燃え柳の木立ち》 でライフを回復させられて 《死の影》 が溶けた!)
クローズアップマッチアップ
・感染サイドボード後は 《変異原性の成長》 が打ちたい場面になりにくいため、このスペースにサイドボードのカードを差し替える。 《墨蛾の生息地》 や 《呪文滑り》 に対応できる 《古えの遺恨》 やハンデスも追加で入るためマッチアップ自体は割と改善される。
また、感染だからと言ってライフの総量を軽視して 《貴族の教主》 にパンプスペルを叩き込まれて負けることもあるし、サイド後は通常の勝ち手段として 《台所の嫌がらせ屋》 をサイドインしてくる相手もいるのでライフの管理は常に必要です。
・バーン
メインボードは非常に不利ですが、対戦相手のプレイング次第で相性は激変します。相手がアグレッシブに序盤からポンポン火力を打ち込んできてくれるなら 《死の影》 はすぐに場に着地でき、一瞬で相手のライフを削りきることができます。しかし対戦相手が火力呪文を貯めこんでこちらのエンドから一気にぶち込んでくるようなゲームプランをとられると、こちらから能動的に動き辛く一撃コンボも決めれないため窮地に立たされることになります。メインは 《死の影》 がないとほとんどの場合勝てないのできついマッチアップです。
サイドボード後はできるだけライフを維持して 《タルモゴイフ》 等で押し込むゲームプランをとることになりますが、前途の通り火力呪文を貯めこまれるプレイとサイドから入ってくる 《跳ね返す掌》 のようなスペルで封殺される場合が多い上、マナ基盤の構成上こちら側が序盤のライフの損失を防げないためサイド後もキツい印象です。バーンが環境に一定以上いる場合はSCZの使用を考えた方が良いかもしれません。
今日のまとめ
・最近増えてきた感染に2度当たり、2回とも負けてしまいました。ピンポイントで感染生物を除去していったのはよかったのですが、感染生物でない 《貴族の教主》 に殴りきられるなど、プレイングの精度の低さと感染だからといってライフ管理を疎かにしたため敗北という結果になりました。次はもう少し丁寧にプレイしていきたいのと、今回はジャンドやアブザンの様な除去と妨害が多めのデッキとマッチングしなかったため次はここら辺のデッキと対戦したいですね。・SCZを回し始めて前評判通りプレイングが繊細で非常に難儀しておりますが、徐々に慣れていきたいと思います。
次回も引き続きSCZのリーグレポートになると思いますので、次回の更新もよろしくお願いいたします!