デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦  東海大会

Round4:流星 vs. ジオの人

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予選ラウンドも折り返し、後半戦を迎えた。

ここでフィーチャーエリアに姿を現したのは、岐阜の流星と、静岡のジオの人。

流星は岐阜県にある宝島という店舗で活動しているプレイヤーで、エリア代表決定戦は2回目。去年は初出場ながら5色バスターで3勝。今回も既に2勝している、期待のホープだ。

デッキを 《大迷宮亀 ワンダー・タートル》 のスリーブに包んで登場。もしかして、その中身はメタリカ?

対するは静岡県が誇る名デッキビルダーの一人、ジオの人。

2012年のエリア代表決定戦中部大会では、E2ブロック構築で闇火自然ゼニスを駆り準優勝。2014年にも同じくエリア代表決定戦中部大会でDSブロック構築にて水闇火トリガーモルトを駆り4位入賞。2015年のRevブロック構築戦では光闇火と光闇の2種の除去天門を開発し話題となった。まさに"ブロック構築戦の鬼"である。今回はどのようなデッキを開発してきたのか、期待が集まる。

じゃんけんの結果、流星の先攻でゲームが始まる。

第1ターン、流星は 《ノヴァルティ・アメイズ》 をマナセットしターンエンド。

やはりスリーブがスリーブなだけにメタリカのように思えるのだが、このブロック構築では 《ノヴァルティ・アメイズ》 を防御用の札として採るビートジョッキーも存在しているので過信は禁物だ。

ターンを返されたジオの人は 《パーリ騎士》 をマナセットし 《ジョジョジョ・ジョーカーズ》 をプレイ。こちらはジョーカーズで間違いないだろう。

その 《ジョジョジョ・ジョーカーズ》 で見た4枚を見つめながら思考を張り巡らせるジオの人。「少し考えます」と流星に声を掛け、その頭脳でゲーム展開を組み立てる。

少し間が空き、 《ヤッタレマン》 を選びターンエンド。

続く第2ターン、今度は流星がマナセットのタイミングで上を見上げ、「考えます」と呟く。

眉間に皺を寄せながら最良の手を考える流星・・・下した結論は 《緑知銀 フェイウォン》 のマナセット。そのままターンを返す。

このマナセットで流星のデッキがメタリカであることが決定付けられた。ジオの人は 《爆殺!! 覇悪怒楽苦》 をマナセットし、先ほど提示した 《ヤッタレマン》 を召喚しターンエンド。

先にコスト軽減クリーチャーの召喚を許してしまった流星であったが、その表情に焦りはない。

3回目のマナセットで 《大迷宮亀 ワンダー・タートル》 を置くと、この環境で最強のメタクリーチャーである 《絶対の畏れ 防鎧》 を召喚。

コスト軽減とコスト踏み倒しを駆使するジョーカーズにとっては非常にやっかいなカードである。これでどれだけ時間を稼げるかが鍵か。
しかしその脅威を目の当たりにしても、ジオの人の表情は変わらない。

まず 《メラビート・ザ・ジョニー》 をマナセットすると1コスト軽減から 《パーリ騎士》 を召喚し、墓地の 《ジョジョジョ・ジョーカーズ》 をマナに。そして余った2マナで 《勇愛の天秤》 をプレイし手札を整えターンエンド。

そう、 《絶対の畏れ 防鎧》 の"妨害"は、マナを増やせば届かなくなる。ジョーカーズのフィニッシャーはどれもコストの重いものばかりだが、この 《パーリ騎士》 を駆使すれば目指すマナまでの到達時間は出しただけ縮まる。

1つ多く増えた相手のマナを確認し、流星は再び自身のマナセットを考える。
詰め寄る脅威を見据え、流星の導き出した答えは、 《龍装者 バーナイン》 のマナセットと 《一番隊 クリスタ》 の召喚だった。

本来であれば 《龍装者 バーナイン》 でリソースを獲得したいところであろうが、ここは手札より時間を取ったか。

そしてジオの人のターン。5枚目のマナセットを考えていると、会場に「制限時間5分経過」のアナウンスが響き渡る。

予選ラウンドの制限時間は15分、残り時間は10分を切った。試合が激しく動くターンまでの時間も残り少ないが、ルール上の制限時間も刻々と迫る。

このアナウンスを耳にしたジオの人は、意を決したように 《イフリート・ハンド》 をマナセット。再び 《パーリ騎士》 を召喚してマナを6に伸ばし、ジョーカーズのエースである 《メラビート・ザ・ジョニー》 のマナコストである7に王手を掛けた。

対する流星は、ここで 《星の導き 翔天》 をマナセット。見慣れないカードの登場に思わずテキスト確認を求めるジオの人。

恐らくこのカードから 《大迷宮亀 ワンダー・タートル》 のような大型メタリカを繰り出したかったのであろうが、手札の内容が芳しくなかったのであろう。

1コスト軽減から 《龍装者 バーナイン》 を召喚し1ドロー。2マナ残した上で流星は手札とドローしたカードを確認するが、使うことのできるカードはなかったか。そこでターンを渡す。

そして遂にジオの人は7マナに到達する。

待っていた、とばかりに 《メラビート・ザ・ジョニー》 を召喚。

マスター・W・メラビートを発動し、手札から 《超Z級 ゲキシンオー》 を投下。そしてバトルゾーンに自身のジョーカーズが5体居ることを告げ、 《メラビート・ザ・ジョニー》 のもう一つの能力で流星のクリーチャーを一掃。

そして最後に 《超Z級 ゲキシンオー》 で5枚ブレイクを宣言。ジオの人には 《絶対の畏れ 防鎧》 で退場させられる 《超Z級 ゲキシンオー》 を除いても4体のアタッカーが存在し、流星がこれを耐えるには 《ノヴァルティ・アメイズ》 のようなスパーク呪文が必要。
 
願うようにシールドを覗き込む流星、5枚のシールドから姿を現したのは・・・ 《青守銀 ルヴォワ》 《隻眼ノ裁キ》 。止まるアタッカーは2体のみ、その処理が終わると、ジオの人の命を受けた 《パーリ騎士》 が、この戦い幕を下した。

Winner:ジオの人

試合が終わった後、2人は静かにそれぞれのデッキについて語ってくれた。

流星は今回メタリカを使用する際、 《赤攻銀 マルハヴァン》 を駆使したタイプと、今回使用したような 《星の導き 翔天》 《大迷宮亀 ワンダー・タートル》 のパッケージを使用した構築のどちらにするか迷ったそうだ。

決め手はやはり 《大迷宮亀 ワンダー・タートル》 の強力なラビリンス能力がこの環境に合っているという判断。

このカードプールには 《キラードン》 《阿修羅ムカデ》 といった強力な除去カードが存在している。そして、ジオの人が使用していたジョーカーズも 《メラビート・ザ・ジョニー》 《爆殺!! 覇悪怒楽苦》 と言った強力な除去カードを搭載。

もし、このゲームで 《メラビート・ザ・ジョニー》 よりも先に、 《星の導き 翔天》 から 《大迷宮亀 ワンダー・タートル》 が投下されていたら。試合の結果はまた違ったかもしれない。

勝者のジオの人は、この環境について「どのデッキを使っても勝つことが出来る」と評価。

そして、「その中でも少しでも様々なデッキに対し有利を取れる」という判断のもと、火文明のジョーカーズを選択した。

今回のデッキリストで一押しのカードを尋ねると、ジオの人は 《イフリート・ハンド》 を挙げた。

この環境ではビートジョッキーの 《ランド覇車 ガンブルマン》 や、グラスパーの 《ブロック・キング》 といった"放置してしまうと手詰まりになる"カードがあり、それを除去出来るS・トリガーとして採用したのこと。

このラウンドでは5枚目のマナとなっただけであったが、残りのゲームで狙い通りの活躍が期待出来るだろう。

残されたラウンドはあと2つ。

2人はお互いに別れを告げ、それぞれ予選突破を懸け次のテーブルに歩き始めた。
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