デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦 四国大会

​四国エリアトップ5カード

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誰もが予想しないデッキと、誰もが知っているデッキの対戦という衝撃的な展開となった四国エリア大会。

この大会の様子を5枚のカードを通じてお届けしよう。

第5位: 《凶鬼71号 ドーン》


凶鬼71号 ドーン

四国エリア大会最大のインパクトは、やはり、ここまでの2会場でほとんど姿を見なかったマフィ・ギャングがトップ16に4名を送り込んだことだろう。

《魔薬医 ヘモグロ》 《ルドルフ・カルナック》 の組み合わせによるアドバンテージエンジンが、環境でも最強クラスの3マナ→4マナの動きであり、手札破壊が 《グレート・グラスパー》 のマナ加速に対して有効であることには、北関東エリアの時点でも気が付いているプレイヤーは多く、闇自然系 《グレート・グラスパー》 にギミックとして取り入れられているデッキも多かった。

だが、 《グレート・グラスパー》 を始めとした自然を排除して、 《キラードン》 《阿修羅ムカデ》 に追加して、 《ジョルジュ・バタイユ》 を投入、 《凶鬼27号 ジャリ》 などでさらなるアドバンテージを稼ぐべくマフィ・ギャングに絞った構築をするプレイヤーがいること、そしてそれが上位を独占することまで予測できたプレイヤーはいなかったはずだ。

環境のツートップであるビートジョッキーと 《グレート・グラスパー》 に強いデッキ。……に強いデッキ。マフィ・ギャングが多かったことが、四国のメタゲームを想定以上に先にすすめてしまった。

そんなマフィ・ギャングを代表するカードとして、本来であれば 《魔薬医 ヘモグロ》 を挙げるべきだろう。だが、ここでは、あえて「愛」でマフィ・ギャングを選択したマルチが、もっともその存在を知らしめたいと語ったこの 《凶鬼71号 ドーン》 を挙げよう。
 

第4位: 《気高き魂 不動》


気高き魂 不動

《グレート・グラスパー》 を根絶する。そう語った謎の人物Xが持ち込んだメタリカの、対 《グレート・グラスパー》 の根幹となっているカードのひとつ、それがこの 《気高き魂 不動》 だ。

《グレート・グラスパー》 の強さのひとつは、除去と展開を同時に行えること。しかし、その除去部分を完全無効化してしまう 《気高き魂 不動》 の存在は、トリガーの 《罠の超人》 も含めて 《グレート・グラスパー》 に対するカウンターとなっている。

さらに、 《気高き魂 不動》 は闇の破壊除去には無力だが、トリガーコントロールや対 《グレート・グラスパー》 《グレート・グラスパー》 が闇を排除しつつあることが追い風となっている。光水自然の3文明では、ほとんど 《気高き魂 不動》 に対処することができないのだ。

実際、愛媛香川連合が持ち込んだ環境のソリューションである火水自然 《水上第九院 シャコガイル》 などは、 《気高き魂 不動》 は相手のプランをずらして殴り返すくらいしか選択肢がない。本来、この環境が予測通りのものであったら、 《気高き魂 不動》 とメタリカが環境の覇者となっていたかもしれないのだ。

今回の四国では、結果的に 《気高き魂 不動》 の苦手とする闇文明除去を大量に備えたマフィ・ギャングが台頭したため、不遇な結果となったが、環境次第では存在感を出せることも示された。

動き出した新章環境での、今後の 《気高き魂 不動》 の立場は、その名の通り不動か否か注目だ。

第3位: 《スーパー・エターナル・スパーク》


スーパー・エターナル・スパーク

北関東エリアのトップ5カードでは1位となり、ゼロ文明であることも手伝って、様々なデッキで使用される形となった 《オヴ・シディアDG》

出すだけでシールドを回復しつつアドバンテージを稼ぐという性質上、中速以上のデッキであれば無条件に入れてしまって問題のないカードだ。しかし、その性能を最大限に引き出すためには、シールド・トリガーと組み合わせるべきだろう。

結果として、この環境はデッキの中にトリガー比率が高いデッキが多い環境となった。もちろん、高速ビートダウンであるビートジョッキーが幅をきかせていることも無関係ではないだろうが、しかし、多くデッキに入れすぎるとデッキの動きが悪くなりがちなトリガーを大量に入れる事を正当化してしまっているのは 《オヴ・シディアDG》 の存在だ。

その最高峰として存在するのが、トリガーコントロールであり、◆かくたすの持ち込んだデッキなどは、実に34枚がシールドトリガーという構成なのだ。

そして、◆かくたすのデッキの中でも特筆するべきカードが、この 《スーパー・エターナル・スパーク》 だろう。

相手のターン開始時に発動する 《オヴ・シディアDG》 《終末の時計 ザ・クロック》 がトリガーすれば、そのまま相手のターンを飛ばせる最高の展開となる。だが、効果的に 《終末の時計 ザ・クロック》 をシールドに埋める方法は存在せず、デッキに 《終末の時計 ザ・クロック》 を採用しているときのわずかなボーナスターンだと思われていた。

しかし、そこで 《スーパー・エターナル・スパーク》 だ。それこそ手札に来てしまった 《終末の時計 ザ・クロック》 を3ターン目に召喚しておけば、その後 《スーパー・エターナル・スパーク》 をプレイするだけでシールドに 《終末の時計 ザ・クロック》 を埋めることが可能なのだ。

当然、 《終末の時計 ザ・クロック》 が絡まなくても、相手のシールドをブレイクすることのないこのデッキでは完全除去として機能するこのカードは、大会最大のシークレットテックだった。

《終末の時計 ザ・クロック》 とのコンボが 《勝利宣言 鬼丸「覇」》 と呼ばれていたのも、うなづける話だ。


第2位: 《水上第九院 シャコガイル》


水上第九院 シャコガイル

新章環境の最序盤から使われ続けているこのカードではあるが、上記のようにトリガーを大量に入れる事が正当化されてしまっている結果、相手のブレイクをしない 《水上第九院 シャコガイル》 の価値は高まっていく一方だ。

泥仕合になりやすい 《グレート・グラスパー》 対決の切り札となり、環境に存在する多くのデッキが 《水上第九院 シャコガイル》 を入れるために水文明を採用している。

対処法を知らなければ、そのまま敗北する上に、対処法を知っていても、手札にそれが無ければ対処できないも同然。猛烈な勢いで山札を削り続けて勝利するまでのターンは、なまじのカードがブレイクしていくのよりも早く、軸をずらした勝ち手段が環境の本流となってしまった。

プレイする側も、それこそ 《フェアリー・ライフ》 1枚を手札にキープするかしないかでも勝敗を分けるため、プレイの慣れが求められる。

マナ加速との相性はすでに証明済みだが、墓地利用という別の形で山札を削り、なおかつ同型対決は 《ジョルジュ・バタイユ》 での山札回復を互いにする不毛な戦いとなるマフィ・ギャングに 《水上第九院 シャコガイル》 をタッチした卍はしだしゅん最強卍の構築はかなりのエポックメイキングだといえる。

また、 《水上第九院 シャコガイル》 で強引に勝ちに行く時に 《水上第九院 シャコガイル》 が前提としているプレイ、つまり「環境に2体の 《水上第九院 シャコガイル》 を同時に処理できるカードはほとんどない」ゆえの 《水上第九院 シャコガイル》 2体出しでの山札大量ドロー。

これを一気に敗着にできる2体同時処理なカード、 《古龍遺跡エウル=ブッカ》 《ジョリー・ザ・ジョニー 》 がゲームを決める姿を見る日も近いだろう。

第1位: 《キラードン》


キラードン

栄えある1位は、闇自然系グラスパー、マフィ・ギャングの両方で採用されている切札である 《キラードン》 だ。

横に並ぶデッキが増えてきた現環境では、 《阿修羅ムカデ》 以上の決め手となるこのクリーチャー。このカードが決勝戦で見せた劇的なトップデックに敬意を払い、一位にあげたい。
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