デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦 四国大会

​準々決勝:無尽蔵のサブウエポン vs. うみや

Bca1fdb7 da5f 4b76 9fee a513e8df3e8e
サブウエポン 「頼む!4回目の全国行かせてくれよ!」

うみや 「いや、それはさすがに無理です」

すでに顔見知りのふたりは軽口のように試合前に会話をするが、軽口に見えて、サブウエポンの思いは切実だ。
 
四国エリアから3回全国に行っている「四国の帝王」であることはすでに他のラウンドでお伝えしているが、全国大会3回という驚愕の記録は、モブウエポンだけのものではない。これは、本当に驚くべきことだが、すでに3回の全国出場経験者はいるのだ。

だからこそ。史上初の4回目の全国出場という伝説になりたいのだ。

とはいえ、結局は自分の力で勝ち取った勝利でなければ意味がないのは誰だってわかっている。でも、試合前にこうこぼしてしまう理由がサブウエポンにはあった。

サブウエポン 「準々決勝は、ほぼ無理ですよ……僕のデッキと、彼のデッキの対決、トップ16で3か所ありましたけど、全部マフィ・ギャングが勝ってますもん」

ここまでの2会場でのビートジョッキーと 《グレート・グラスパー》 有利というメタゲーム。その二つに無類の強さを発揮するしゃくれ副店長謹製の火水自然 《水上第九院 シャコガイル》 。すでに南東北でもペン山ペン太郎らが同コンセプトのデッキを持ち込んでいたが、環境に対して早すぎる意欲作であったことは否めない。

おそらく、この会場でこそ最大のインパクトとなりその名を残すはずだったデッキだ。

だが、この四国エリアは別のデッキの隆盛が最大のインパクトとなってしまった。

それが闇単マフィ・ギャング。火水自然 《水上第九院 シャコガイル》 に圧倒的な強さを持つこのデッキ、当然サブウエポンたちはこの存在に気が付いていたが、まだ時期尚早なデッキだと火水自然 《水上第九院 シャコガイル》 を選択した。しかし、無情にも環境の時計の針は、火水自然 《水上第九院 シャコガイル》 全盛期を一個飛ばして先に進んでしまったのだ。

唯一残った火水自然 《水上第九院 シャコガイル》 として、そしてなにより自身の4回目の全国大会出場のために、どうしてもこの戦いに勝ちたいサブウエポンだが、試合開始前にこういうしかなかった。

サブウエポン 「勢いで勝つしかない」

じゃんけんで、先手はうみや。もう、勢いがない。 《凶殺皇 デス・ハンズ》 をマナチャージする。対するサブウエポンは 《ブロック・キング》 をチャージし、2ターン目に 《フェアリー・ライフ》 で行動では先手をとる。

しかし、マナ加速を始めた所でうみやの 《魔薬医 ヘモグロ》 がささり、 《ブロック・キング》 をディスカードする。そして、続くターンにうみやは 《ルドルフ・カルナック》 の王道ムーブで再び戻ってきた 《魔薬医 ヘモグロ》 でディスカードさせる。対するサブウエポンはまだ5マナしかなくターンを終える。

続くターンにうみやは 《凶鬼27号 ジャリ》 《一番隊 バギン16号》 を召喚し、クリーチャーが4体になったところで 《ジョルジュ・バタイユ》 をコストを踏み倒して場にだし、ターンエンドに戻ってきた 《魔薬医 ヘモグロ》 がサブウエポンの最後の手札である 《水上第九院 シャコガイル》 を捨てさせる。

手札がゼロになってしまったサブウエポンはマナチャージだけでターンを終える。

一方のうみやは 《凶鬼03号 ガシャゴズラ》 を召喚。これで 《凶鬼27号 ジャリ》 《一番隊 バギン16号》 2体が戻ってきて、もはやリソース差は圧倒的に。さらに様々なコンボを可能とする 《凶鬼33号 ブスート》 《凶鬼27号 ジャリ》 の能力で回収される。

サブウエポンはまたもマナチャージのみでターンエンド。うみやは 《ルドルフ・カルナック》 の2体目を召喚し、 《魔薬医 ヘモグロ》 を破壊、さらに手札から2体目の 《魔薬医 ヘモグロ》 を召喚する。

そして 《凶鬼33号 ブスート》 が召喚され 《ルドルフ・カルナック》 が破壊されバトルゾーンに戻ってくる。この出戻りの 《ルドルフ・カルナック》 はさらに 《魔薬医 ヘモグロ》 を破壊する。増えた手札から、余ったマナを使ってうみやは 《凶鬼56号 ゴロン》 を召喚する。

続いて 《凶鬼03号 ガシャゴズラ》 《凶鬼27号 ジャリ》 の2体がブレイクし、トリガーは無し。ターンエンドに戻ってきた2体の 《魔薬医 ヘモグロ》 が、このブレイクで増えた手札をディスカードさせる。
またもマナチャージするしかないサブウエポンの残る3枚のシールドは、続くターンにマフィ・ギャング軍団にブレイクされてしまうのだった。

Winner:うみや

うみや 「倉敷CSのリベンジができて良かったです」

中国エリア大会が開かれるカードボックス玉島店で開催される倉敷CSは、このエリアの代表的なCSのひとつだ。倉敷CSやファンクスCSを通して、四国のプレイヤー同士を含む瀬戸内のプレイヤーたちは交流を持っている。

サブウエポン 「お前、次当たるのは香川のヤツ(卍はしだしゅん最強卍)だけんな。絶対リベンジさせるけん」

と思えば、自分の所属する県への帰属意識もすごく高い。四国エリア予選を見ていて思ったが、なんて面白いコミュニティなのだろうと思う。

サブウエポン 「DMGP-5thまでは不調だったんですけど、あれ以来好調で、今回もいけるかな、って思ったんですけどね」

そのDMGP-5thでは、火単ビートジョッキーという形で人々の記憶に名前を残した。そして、試合後に新作のシャドーアートを見せてくれた。
 
本人の言うように、写真だけではこの緻密さは伝わらないかもしれないが、でも、この写真を見てもらえるだけでも、素晴らしさは十二分に伝わるだろう。Twitterなどでの作品のRT数を見てもそれは明らかだ。そして、もちろんDMGPの会場などで実物を見た方々はもっと大きな感動を得ているとも思う。

そうやって、多くの形で「四国の帝王」無尽蔵のサブウエポンの名前を人々は知っていく。

そうやって、この面白い四国エリアを人々が知るきっかけを作っていく。
レポート

ライター
ライターコラム

Page Top