デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦 南東北大会

​準決勝:たん vs. クマもん

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2016年の革命ファイナルカップは、革命チェンジを筆頭に、 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》 や虹マナ武装といった様々なギミックを元に、多種多様なデッキが存在する環境であった。限定構築が店舗予選・エリア予選のフォーマットとして定着し、限られたカードプールの中でもデッキ間の相性や対策カードへの研究が進み多種多様なデッキが存在し、また、カードプールが限られているゆえにプレイングの精度が求められるようになった。

この新章環境もまた、環境のスタートは二つの軸に絞られると考えられていた。

ひとつは、ビートジョッキーやジョーカーズに代表される種族に裏付けされた高速のビートダウン。

そして、もうひとつは 《グレート・グラスパー》 のカードパワーをバックアップにマナ加速と大型クリーチャーによる盤面支配を目的とした多色ビッグマナ。

高速ビートダウンは、対策カードをかいくぐるのみならぬ、例えばビートジョッキーであれば、 《ランド覇車 ガンブルマン》 を始めとした出し合いを中心としたプレイングの精度を高める事が求められた。

一方で、ビッグマナはビートダウンに序盤の脆さを突かれぬような構築が求められつつ、今度は決め手を欠きあうビッグマナ同士の戦いで、勝負を決めうる切札を探すことが求められた。

この南東北エリア大会は、限定構築最初の戦いとは思えぬほど、環境理解と各位の英知がぶつかり合う激しい戦いの会場となった。正直、最初の会場でここまで環境が進んでいる状態で、今後の会場でどのようなテクニックが登場してくるのか、恐ろしくも楽しみだ。

そんな環境の両翼のうち、会場に残る4人の中で最後の純粋なビートダウンとなったのはビートジョッキーを使用するクマもんだ。

対するのは、各種ビッグマナの中でも、より防御に徹した光入り 《グレート・グラスパー》 を選択した、たん。

会場最強の矛と、会場最強の盾。矛盾はあくまで寓話の話、この戦いを制するのはどちらか。

じゃんけんで先手のクマもんは2ターン目に後続無しの純粋な打点として 《ダチッコ・チュリス》 を召喚。対するたんは2ターン目までアクション無し。

クマもんはさらに 《一番隊 チュチュリス》 を追加すると 《ダチッコ・チュリス》 でアタック、ここでトリガーは無い。返すターンにたんは 《ハイエイタス・デパーチャ》 をプレイしマナ加速してターンエンド。
クマもんは2体目の 《ダチッコ・チュリス》 を召喚すると、今度はコスト軽減を活かし《ボワー汽艦ゴリンゴリ》を召喚し、即アタック。この時点でクマもんの手札はゼロ。このアタックでトリガーが引けないと、攻撃終了時に手札をすてて3枚ドローする能力が発動してしまい、クマもんに後続を与えてしまう。

祈るようにシールドをめくったたんが、たたきつけたのは 《罠の超人》

ここで一息ついたたんは、 《戦の傾き 護法》 を召喚し、シールドを増やしつつ 《一番隊 チュチュリス》 をタップ。そしてそのタップした 《一番隊 チュチュリス》 へと 《罠の超人》 がアタックする。

クマもんは追加のクリーチャーを出せずにターンエンド。そして、この2体の 《ダチッコ・チュリス》 に対して、 《隻眼ノ裁キ》 がプレイされ 《戦の傾き 護法》 と併せて2体ともタップされ、そして、殴り返されてしまう。

ここでクマもんは《ボワー汽艦ゴリンゴリ》を召喚。 《隻眼ノ裁キ》 が刻印されたシールドへとアタック、今度はブレイクに成功し、3枚ドローする。この《ボワー汽艦ゴリンゴリ》は返しの 《阿修羅ムカデ》 で破壊される。

ドローを進めたにもかかわらず展開をしないクマもんに対し、たんは 《解体人形ジェニー》 を召喚すると《ドープ “DBL” ボーダー》をディスカードさせ、さらに禍々しき白い悪夢 《オヴ・シディアDG》 がバトルゾーンに降臨してしまう。

クマもんのターン開始時に 《隻眼ノ裁キ》 が乗ったシールドをブレイクしトリガーさせると、さらにクマもんがブレイクしてきたシールドを無情にも回復してしまう。クマもんは 《ランド覇車 ガンブルマン》 を召喚してターンを返す。

たんは、 《罠の超人》 《グレート・グラスパー》 へとNEO進化させるが、クマもんに不要にリソースを与えるのを嫌い、バトルゾーンに出た時の能力は使用しない。そして 《グレート・グラスパー》 の攻撃時の能力でマナゾーンから 《凶殺皇 デス・ハンズ》 を呼び出し、 《ランド覇車 ガンブルマン》 をあとくされなく破壊する。

このブレイクでは 《ノヴァルティ・アメイズ》 をトリガーし、たんの後続を防いぎターンを迎えたクマもんではあるが、しかし、開始時の 《オヴ・シディアDG》 の能力でシールドはいよいよゲーム開始時よりも多い6枚に。

クマもんは 《ナグナグ・チュリス》 を召喚し 《凶殺皇 デス・ハンズ》 を破壊すると、そのまま 《ランド覇車 ガンブルマン》 へとNEO進化し、さらに 《解体人形ジェニー》 を除去しながらアタックするのだが、このブレイクでは 《凶殺皇 デス・ハンズ》 がトリガーしてしまう。
たんは 《グレート・グラスパー》 でアタックすると 《解体人形ジェニー》 をマナゾーンから呼び出し、《“罰怒”ブランド》が2枚に 《ナグナグ・チュリス》 《一番隊 チュチュリス》 という手札から《“罰怒”ブランド》をディスカードさせ、クマもんのシールドをゼロとする。

しかし、最後のブレイクで 《マスター・スパーク》 をトリガーし、一命を取り留めるクマもん。自身のターン開始時の 《オヴ・シディアDG》 では対象のいない 《凶殺皇 デス・ハンズ》 がトリガーするが、ここで最後の勝負をかける。

まずは、 《一番隊 チュチュリス》 を召喚し、さらに 《ナグナグ・チュリス》 を召喚。この 《ナグナグ・チュリス》 《ランド覇車 ガンブルマン》 にNEO進化すると、残るマナで2体の《“罰怒”ブランド》を召喚したのだ!

しかし、 《隻眼ノ裁キ》 のタップと 《罠の超人》 のトリガーにより最後の攻撃を対処されてしまったクマもんを守るシールドは残っていないのだった。

Winner:たん

溜めた手札を瞬発力とするビートジョッキー。その動きに準じたプレイを適切に行ったクマもんだったが、光文明の、いや、メタリカの新規カードによる圧倒的な硬さを前に屈することとなった。
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