デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦 南東北大会

Round 5:ペン山ペン太郎 vs. 戦犯

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ゼニスと 《勝利宣言 鬼丸「覇」》 。圧倒的な高マナ域で争う二つの勢力によるE2限定構築環境は、結果として、様々な「ビッグマナ」と呼ばれる自然のマナ加速をベースとしてパワーカードをぶつけるデッキが割拠する環境となった。

そして、この新章環境でも、12000というパワーを基準にマナ加速と圧倒的な踏み倒しを行うグランセクト、もっと具体的に言えば 《グレート・グラスパー》 による様々なビッグマナが、店舗予選時から環境を支配していた。

多くの場合、 《阿修羅ムカデ》 を擁する闇文明と組み合わされる 《グレート・グラスパー》 ではあるが、今回、あえて闇文明を廃した意欲的な 《グレート・グラスパー》 を持ち込んだプレイヤーが数名いる。

その調整チームのメンバーのひとりが、このラウンドでフィーチャーされるペン山ペン太郎だ。

DMPランキングでは新潟3位のペン山ペン太だが、あえて東北エリアでの店舗予選権利を獲得して、この東北エリアに来ている。

ペン山 「基本的にカードプールが少ない環境の方が得意なので、最初の方の東北エリアの権利をとったんです」

東北エリアには一緒に調整するメンバーもいた事を付け加えたペン山。実際、この会場ではペン山とデッキをシェアしたプレイヤーが何名かいる。そんなペン山が持ち込んだのは、前述のとおり、闇を廃し、代わりに火と水を取り入れたビッグマナを持ち込んでいる。

速攻対策としての 《SMAPON》 《ブロック・キング》 の火文明。

受けの強いこの環境でアタック無しでの勝利を与え、ビッグマナ同型でゲームを決める 《水上第九院 シャコガイル》 のための水文明。

環境を読み切った構築を持ち込んだペン山が対するのは、店舗予選時から存在し、プレミアム7デッキによって大幅強化されたメタリカを使用する戦犯。

光以外での守りを極めたペン山と、光単での構築で臨む戦犯。この戦いを制するのはどちらか。

じゃんけんで先手は戦犯。 《ノヴァルティ・アメイズ》 をマナチャージする。対するペン山は 《水上第九院 シャコガイル》 をチャージ。戦犯の2ターン目 《一番隊 クリスタ》 がファーストアクションとなるが、ペン山は返すターンに 《SMAPON》 をチャージしつつの 《勇愛の天秤》 でこれを除去する。
続くターン、戦犯は 《絶対の畏れ 防鎧》 を召喚。通常環境をも揺るがすこの存在の前に、ペン山は長考、マナチャージでターンを返す。ここまでマナゾーンに自然マナは無し。

戦犯は 《龍装者 バーナイン》 を召喚すると 《絶対の畏れ 防鎧》 でアタック。ここでペン山は思わず 《SMAPON》 をトリガー「させてしまい」これが 《絶対の畏れ 防鎧》 の能力で山札の下に送り込まれてしまう。

4ターン目もアクションのないペン山に対し、戦犯はシンパシーによる5マナで 《赤攻銀 マルハヴァン》 を召喚。 《絶対の畏れ 防鎧》 のアタックでトラップをトリガーし、山札の下に送りながら 《赤攻銀 マルハヴァン》 をマナゾーンに送る。そして 《龍装者 バーナイン》 のアタックで 《爆殺!! 覇悪怒楽苦》 がトリガーし、見事2体処理。

やっと自然マナをチャージしたペン山は 《未来設計図》 をプレイすると 《タルタホル》 を手札に入れてターンエンド。攻勢が途切れた形の戦犯は、再び 《龍装者 バーナイン》 を送り込み、さらに 《絶対の畏れ 防鎧》 を出し、手札を補充しつつ盤面を立て直す。

ここでペン山は 《コレンココ・タンク》 をプレイすると、すべてをマナゾーンに。ペン山のマナは9マナとなり、そろそろペン山の得意ターンに突入する。その前に勝負を決めたい戦犯は、まずは2体目の 《龍装者 バーナイン》 を召喚、さらに 《緑知銀 フェイウォン》 を追加して一気に手札を補充する。

そして 《龍装者 バーナイン》 《絶対の畏れ 防鎧》 とアタック。ここで 《フェアリー・ライフ》 をトリガーしたものの、ペン山のシールドはゼロ枚に。
絶体絶命の状況のペン山だが、手札を確認すると、まず 《タルタホル》 を召喚し、さらに 《グレート・グラスパー》 をNEO進化で召喚。その能力で 《緑知銀 フェイウォン》 をマナゾーンに送り込む。

さらに、その 《グレート・グラスパー》 《絶対の畏れ 防鎧》 にアタックするときに 《罠の超人》 を出して、 《龍装者 バーナイン》 のうちの1体をマナに送り込む。続いて 《コレンココ・タンク》 で2体目の 《龍装者 バーナイン》 にアタックし、盤面を完全に掃除する。

戦犯は《奇石 マクーロ》を召喚し、能力で《奇席 マクーロ》を手に入れると再び召喚。そして、ここでペン山にとってはお先真っ暗なNEO進化である 《気高き魂 不動》 を手に入れる。運よくこのターンには1マナ足りず召喚できなかったが、 《緑知銀 フェイウォン》 を追加してターンを返す。

シールドがゼロのペン山は 《気高き魂 不動》 への対抗策を用意しなければならない。ここでまずは 《爆殺!! 覇悪怒楽苦》 を手打ちすると2体の《奇石 マクーロ》を除去すると、 《グレート・グラスパー》 《緑知銀 フェイウォン》 にむかってアタックさせ、マナゾーンから秘密兵器の 《ブロック・キング》 をバトルゾーンに。見事、NEO進化への対抗策を用意する。
 
タップインによってNEO進化での直撃を封じられた形の戦犯だが、 《龍装者 バーナイン》 のおかげで手札は潤沢なので、盤面を並べない理由はない。 《地の学び 至脚》 《赤攻銀 マルハヴァン》 をタップ状態で召喚してターンを返す。

ペン山は 《コレンココ・タンク》 《グレート・グラスパー》 の2体目をNEO進化させると、まずは能力で 《赤攻銀 マルハヴァン》 をマナゾーンに送り込む。そして、ゲームを決めるべく本体へとアタックしつつ能力で 《罠の超人》 をマナからバトルゾーンに出すと、 《地の学び 至脚》 をマナゾーンに送り込む。

だが、ここでトリガーする 《DNA・スパーク》

この 《DNA・スパーク》 は、ペン山の後続を止めるのみならず、 《ブロック・キング》 をタップすることで、タップインの呪縛を解き、 《気高き魂 不動》 によるアタックを可能にしたのだった。

Winner:戦犯

環境を読み切ってデッキを構築してきたペン山であったが、防御に徹してくるだろうメタリカが 《絶対の畏れ 防鎧》 によって攻撃的な形で構築されてくるのは予想外であり、故に2ターン目にも 《SMAPON》 をチャージしてしまったと試合後に語る。

ペン山がビッグマナを練りこんできたのと同じ時間、戦犯はメタリカを練りこんできたのだ。
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