デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦   関西大会

Aブロック決勝:フィッシュ vs. 東恩納

006cd288 1ebf 45e7 b544 29309e0f4900
この大会の次に日には新弾が発売し、限定構築戦の環境は今日で一旦区切りとなる。

プロモカードの追加はあれども、大枠で見て、現環境の集大成を見せる大会となった関西エリア予選。

今年の限定構築戦を牽引する 《グレート・グラスパー》 から王者の座を奪ったのは、速さを武器に快勝を重ねたビートジョッキー。

そういったメタゲームの推移から、今日のメタゲームを予想し、あるいは練習の結果を見事に形にした2人が決勝の卓に座る。

フィッシュは、環境初期から様々な多様性を見せ、最善の形とプレイングであれば全てを超越することができる 《グレート・グラスパー》 のデッキを。

一方の東恩納は、ビートジョッキーの隆盛に呼応するかのように対抗馬として、その存在を示したメタリカのデッキを携えていた。

王者であるビートジョッキーを追う者同士の対決となったAブロック決勝戦。

集大成となる今日に勝利の証を手にするのは果たしてどちらか?

じゃんけんの結果、フィッシュの先攻で今日最後のデュエマが始まった。

まず、先に動いたのはフィッシュ。

《タルタホル》 を召喚すると、手札から 《コレンココ・タンク》 を公開してマナブースト。

もう1回マナ加速を挟めたのなら好調な滑り出しが期待出る動きを見せターンエンド。

東恩納も 《一番隊 クリスタ》 を召喚し、今後の展開に備えたベストなアプローチを見せる。

フィッシュは次のターンに 《ハイエイタス・デパーチャ》 を唱え、再びマナ加速をする。

次のターンの 《コレンココ・タンク》 が確約され、東恩納がこの展開に追いつけるのかに関心が集まる。

東恩納はマナチャージを飛ばし 《地の学び 至脚》 でマナブースト、後に《奇石マク―ロ》を召喚。

山札の上から3枚の内、手札に加えたのは 《青守銀 スパシーバ》

クリーチャーを展開しながら、詰めには強い 《青守銀 スパシーバ》 を入手。

いくらか悠長な展開とは言え、フィッシュの次のターンは概ね 《コレンココ・タンク》 召喚なので、まだまだ猶予はあるのか?

フィッシュが予定調和的に 《コレンココ・タンク》 を召喚すると、山札の上から 《ハイエイタス・デパーチャ》 2枚と 《タルタホル》 が捲れる。

一気に3枚マナを伸ばすと、再び東恩納にターンが回ってくる。

ここまで一直線にマナを伸ばしてきたフィッシュの手札は1枚。

《コレンココ・タンク》 でマナは伸ばせたものの肝心の決め手は回収できなかったのか?

それとも既に手札には決め手となるカードがあるのか?

東恩納は慎重に考えながらまずは《奇石マク―ロ》を召喚、ここでは 《一番隊 クリスタ》 を手札に加える。

そして、先ほど手札に加えた 《青守銀 スパシーバ》 を召喚するが、2体目も続けざまに召喚。

触れることのできないアタッカーが2体一気に揃い、東恩納も体制を整えてきたか?

フィッシュの手札の枚数を鑑みて、攻撃に向かう否かを検討した後に何もせずエンド。

ここでフィッシュがターンの初めにドローすると手札が2枚に。

大量に並んだマナゾーンのカードから何が繰り出されるのか、東恩納もその様子を固唾を飲んで見続ける。

フィッシュがここで召喚したのは 《自然星人》

マナのカードの枚数が倍の18枚になる。

更にマナブーストを重ねただけでなく、その巨大なサイズとマナゾーンからのクリーチャー回収能力は無視できない存在だ。

ターン終了時にマナゾーンから 《グレート・グラスパー》 を回収すると、いよいよ東恩納にも余裕がなくなってくる。

続くターンに 《龍装者 バーナイン》 を新たに戦線に加え、先ほど《奇石マク―ロ》を使って引き込んだ 《一番隊 クリスタ》 も追加する東恩納。

一連の動きで2枚ドローした後に東恩納は、遂に攻めに転じる。

2体の《奇石マク―ロ》が果敢にシールドを割ると、そこにトリガーはなかった。

が、次のターンに 《グレート・グラスパー》 が走ってくることは既知の情報なので 《青守銀 スパシーバ》 はここでは温存。

安全にエンドを選択。

気が付けば、東恩納のバトルゾーンには8体ものクリーチャーが並んでいて、いつでもトドメを刺せるようにと、睨みを利かせていた。

序盤は優位に立っていたと思われたフィッシュも、気が付けば薄氷の上に立たされていたようだ。

フィッシュはデリケートな盤面での最適解を模索しながら、まずは 《タルタホル》 を召喚。

ここでは先ほど 《自然星人》 で回収した 《グレート・グラスパー》 を公開。

そして次には 《罠の超人》

《龍装者 バーナイン》 をマナゾーンに置くと、満を持して 《グレート・グラスパー》 《タルタホル》 の上にNEO進化される。

どんな状況であれ、そのクリーチャーにはそれを打破する力がある。

環境初期からそれを証明してきた 《グレート・グラスパー》 が盤面に現れると、試合は一気に終盤へと突入。

《一番隊 クリスタ》 までもがマナゾーンに置かれると 《グレート・グラスパー》 は《奇石マク―ロ》に向かった。
フィッシュのマナゾーンから出てきたのは 《オヴ・シディアDG》

《コレンココ・タンク》 でもう片方の《奇石マク―ロ》を討ち取ると、フィッシュの盤面は一気に心強いものとなった。

《自然星人》 がターン終了時にマナゾーンから 《グレート・グラスパー》 を回収すると、盤面の状況以上の危機感が東恩納を襲う。

まずは東恩納のターン開始時にフィッシュの 《オヴ・シディアDG》 がシールドの増減の処理をする。

ここではトリガーを引かれなかったものの、シールドの枚数自体は回復されてしまう。

だが、東恩納もここで現状を打破しうる一手に辿り着く。

《赤攻銀 マルハヴァン》 が盤面に追加されると、今まで展開してきたクリーチャーたちの意味もぐっと濃くなった。

攻めにも守りにも貢献する 《グレート・グラスパー》 にも匹敵するメタリカの武器。

これで東恩納にも勝機が見えてたが、もう1体のクリーチャーが追加されると様子が更に変わる。
フィッシュだけではない、我こそがメタリカデッキだと 《オヴ・シディアDG》 の鏡打ちをする東恩納。

これでフィッシュを倒す算段が整った。

しかし、次のターンに2体の 《グレート・グラスパー》 が暴れだすと 《水上第九院 シャコガイル》 による安全な勝利を確保されてしまう。

そのためには的となるクリーチャーを作るのは危険と、ターンを終える。

試合の焦点は東恩納のトリガーの内容に委ねられる形に。

まずは、東恩納がフィッシュのターンの始めに 《オヴ・シディアDG》 の効果でシールドを手札に引き込む。

ここで 《グレート・グラスパー》 の攻撃を阻止するトリガーを引ければ、と願ったが、ここでは2枚のシールドを追加するのみとなった。

自分のターンが来て、動けるようになるとフィッシュは自分の山札の枚数を確認。

そう、マナゾーンに既に置かれている 《水上第九院 シャコガイル》 による勝利に辿り着くには何が必要かを考える段階に来ていたのだ。

このデッキにおいての 《自然星人》 の最後の恩恵は山札の枚数を減らすこと。

追加の 《グレート・グラスパー》 を召喚し東恩納の 《オヴ・シディアDG》 をマナゾーンに置く。

後は攻撃をするだけで相手のターンには山札を引ききれる枚数となっていた。

ここで最後の懸念が潜んでいることを、この時フィッシュは察知していた。

視界に映る東恩納のカードは全て光文明のカードだが、彼のデッキには闇の文明も含まれている。

トリガーから 《凶殺皇 デス・ハンズ》 が飛び出せば 《水上第九院 シャコガイル》 での勝利は泡沫となってしまう。

だからといって次のターンが回ってくる算段も低い。

ここが勝負の一手と、フィッシュは意を消して 《グレート・グラスパー》 で攻撃。

《グレート・グラスパー》 がトリガーを引くとマナゾーンから 《水上第九院 シャコガイル》 が出てくる。

後は東恩納が運命の3枚を開けるだけとなった。
隻眼ノ裁キ
3枚の中には 《隻眼ノ裁キ》 しかなかった。

フィッシュがほっとしたような表情でターンを終えると、東恩納のドローの前に彼の山札は無くなり特別な勝利がその日を締めくくった。

Winner:フィッシュ

コントロールが好き。

この気持ちと共に、環境後期には使用率が衰退傾向になった 《グレート・グラスパー》 のデッキを信じ使い続けてきたフィッシュ。

最後の最後で最も苦手と感じていたメタリカに当たってしまったものの、激戦の末に勝利を手にしたのだった。
レポート

ライター
ライターコラム

Page Top