デュエル・マスターズ全国大会2017 エリア代表決定戦 北関東大会

準決勝:ばやし。 vs. すめらぎ

86061349 124f 414d a101 b782d042bbf5
男の子に生まれてヒーローに憧れなかったヤツなんていない。

別に女の子はヒーローに憧れちゃいけないなんてくだらない話ではなくて、ただ、男の子であれば誰でも経験している普遍的な話をしているだけだ。

で、男の子は、成長して男になっていく時に、自分が憧れたヒーローに自分を重ね、そして目指していく。それがかっこいい男の生き方ってヤツだ。ヒーローになる事自体じゃない。ヒーローを目指すのが生き方だ。

超ガチCSを墓地ソースで優勝し、「ちょっと古いアーキタイプ」だった墓地ソースをすめらぎ式墓地ソース、通称「らぎ墓地」で再興させトーナメントシーンに返り咲かせた「墓地のカリスマ」すめらぎが、憧れていたヒーローが誰かは知らない。

でも、今、こうして確実にプレイヤーたちに名前を知られていっているこの瞬間、今こそがすめらぎにとって、もっとも憧れていたヒーローに近い瞬間だろう。なぜなら、すめらぎは「そういう自分になりたい」と振舞っているのが傍目に見ても明らかだからだ。

だから、すめらぎは後2回勝って、エリア代表の権利をとらなければいけない。自分がヒーローになるために。

対するばやし。がシャッフルする2012年全国大会、G-1グランプリのエリア予選で配られたカードプロテクトを見て、すめらぎは「勝負プロテクトですか?」と尋ねる。

すると、ばやし。は「ちょうど家にあって、他のヤツを入れ替えるのも大変だったから」と答えた。

前に出るタイプのすめらぎと対照的にばやし。は少し下がって話すタイプのプレイヤーに見える。ありていに言えば、謙虚なプレイヤーだ。

すでに予選ラウンドでも対戦している二人。そのときは、最初の 《ランド覇車 ガンブルマン》 でマナ加速をトリガーしてしまったすめらぎの敗北となったが、リベンジなるか。

対戦前のじゃんけんでは、すめらぎが勝利して先手。

すめらぎ 「予選もパーだったので、チョキよみでした」

先手のすめらぎは 《スチーム・ハエタタキ》 のマナチャージから2ターン目に 《一番隊 チュチュリス》 を召喚する。対するばやし。に2ターン目のアクションは無し。

《グレート・グラスパー》 系とビートジョッキーの対戦の大きなポイントは3つ。一つ目は、ビートジョッキー側が先手をとれるか。二つ目は、2ターン目に 《グレート・グラスパー》 側がマナ加速をできるか。そして、三つめは、3ターン目にビートジョッキーが2打点以上を出せるかだ。
そして、すめらぎはこの三つの条件の最後を満たすべく、 《ランド覇車 ガンブルマン》 を召喚してアタックする。しかし、ここで 《ハイエイタス・デパーチャ》 《フェアリー・ライフ》 と2枚のマナ加速をトリガーしてしまう。予選ラウンドと同じだ。

だが、まだマナが増えただけ。すめらぎは続くターンには 《ダチッコ・チュリス》 から《ボワー汽艦ゴリンゴリ》につなぎ、打点を形成しつつリソース補充にかかるのだが……この《ボワー汽艦ゴリンゴリ》のブレイクが 《罠の超人》 をトリガーしてしまい、ドローすることができない。

さらに、続く 《ランド覇車 ガンブルマン》 でのWブレイクも、なんと 《隻眼ノ裁キ》 《ルクショップ・チェサイズ》 をトリガーし、結果、一度ゼロにしたはずのシールドが、 《隻眼ノ裁キ》 が乗ったシールドとなってしまう。

なんとかすめらぎの序盤の攻めをしのいだばやし。は 《罠の超人》 からNEO進化する形で 《グレート・グラスパー》 を召喚。バトルゾーンに出た時のマナゾーンに送る効果はあえて使用せず、殴り返しと攻撃時能力でマナゾーンから呼び出した 《阿修羅ムカデ》 での破壊で相手のリソースを増やさない形で処理する。攻勢をしのがれた形のすめらぎは 《一番隊 チュチュリス》 を召喚するのみでターンを返す。

だが、ここでビートダウンを絶望させる白い悪魔、 《オヴ・シディアDG》 が降臨してしまう。すめらぎのターン開始時に、 《隻眼ノ裁キ》 が乗ったシールドがブレイクされ、 《隻眼ノ裁キ》 こそ墓地に行くものの、 《一番隊 チュチュリス》 がフリーズされつつ、シールドが2枚に回復してしまう。すめらぎは 《ダチッコ・チュリス》 を召喚してターンを終える。

一度は墓地に送り込まれた 《隻眼ノ裁キ》 だが、手札から2枚目がプレイされ、再びシールド上に刻印され、ばやし。の防御態勢が鉄壁のものとなる。ここで、殴り返す 《グレート・グラスパー》 がマナゾーンから 《解体人形ジェニー》 を呼び出し、すめらぎの手札にある 《マスター・スパーク》 をディスカードさせる。
かえすターンにすめらぎはマナチャージをして、本当に深いため息をついて、ターンを終える。それは、今はまだ、ヒーローが自分ではない事への絶望にも見えた。対するばやし。は、すめらぎのリソースが枯れているこの隙に一気に勝負を決めるべく、 《グレート・グラスパー》 での攻撃を開始する。

この 《グレート・グラスパー》 のTブレイクは 《マスター・スパーク》 をトリガーしたが、しかし、これは1ターン、ゲームが延びたのみだった。

Winner:ばやし。
レポート

ライター
ライターコラム

Page Top