青白奇跡は、通常青白2色か青白タッチ赤の3色で構築される、奇跡を活用した、コントロールデッキです。
このデッキの主要素となるのは以下の4点です。
- 小回りのきく妨害呪文で対戦相手をコントロールする。
- ドロー操作呪文で手札を充実させつつ、ライブラリーの上にカードを積み込む。
- 奇跡呪文の力でゲームを掌握する。
- 小回りの利くパーマネントで臨機応変にゲームをコントロールする。
デッキのメリットは、対応力が非常に高く、デッキの戦略自体も強力であり、多くの相手に有利に戦える点です。
デッキのデメリットは、クリーチャー以外のパーマネントの処理が苦手なことと、序盤戦で機能しないカードが豊富に搭載されているので、序盤にオールインされると辛いことです。
2017年4月24日の禁止制限改定でキーカードの 《師範の占い独楽》 が禁止カードに指定され、安定性を大きく損なうとともにデッキの代名詞であった 《師範の占い独楽》 と 《相殺》 のロックコンボが封じられてしまいました。



そのため現在は、 《相殺》 によるハーフロックを放棄して、 《先触れ》 や 《予報》 など細かいアクションを増やすことで安定性を追求した青白のヘビーコントロールデッキとして環境に存続しています。
■主に使用されるカード
1.小回りのきく妨害呪文で対戦相手をコントロールする。



2.ドロー操作呪文で手札を充実させつつ、ライブラリーの上にカードを積み込む。




3.奇跡呪文の力でゲームを掌握する。


4.小回りの利くパーマネントで臨機応変にゲームをコントロールする。



■青白奇跡対策のサイドボード
《硫黄の渦》《議会の採決》
《窒息》
《紅蓮破》
《真髄の針》
■主な派生デッキ
青白奇跡はコントロール力に優れたデッキですが、受け一辺倒になることを嫌い、趣向を凝らしてアクティブなアクションを取り入れた派生デッキがいくつか存在しています。特に 《石鍛冶の神秘家》 を採用して序盤から積極的に盤面に介入する『青白石鍛冶』がもう一つの青白デッキとして有名です。
また、環境に青いデッキが多いことに目をつけ、メインボードから 《紅蓮破》 をタッチした青白赤奇跡、チーターバージョンと呼ばれる形もあります。
また、
●青白石鍛冶
同じ青白のコントロールデッキですが、 《石鍛冶の神秘家》 をはじめとして、クリーチャーを数多く採用しており、ビートダウンデッキとコントロールデッキの中間のデッキとなっており、青白奇跡とは似て非なるデッキとなっています。
■主な俗称・類似デッキ
青白ミラクルチーターバージョン